新「能代市」の誕生に向けて!
発行:No.1076 平成17年7月14日発行(14)
新「能代市」の誕生に向けて!
18年3月、二ツ井町との合併に向け、それぞれの歴史、文化、行事、市民活動、まちづくりなどを紹介するコーナーを設けることにしました。お互いの住民同士の考えや目指すものを知り、理解や共感を一層深めていきたいと思います。月1回のペースで二ツ井町を紹介していきます。
第1回「美しい環境を守るために」二ツ井町の住民活動
二ツ井町は「みどりのフロンティア」をまちづくりの基本理念とし、事業全般に環境重視を取り入れた、町独自の「環境管理システム」を実施しています。特色ある事業として、個人宅への浄化槽の設置を町として行っているほか自転車を利用したまちづくりなどを行っています。
また、天ぷら油の回収には婦人会が深くかかわるなど、美しい環境を守るため住民が先進的に取り組んでいます。
二ツ井町連合婦人会石井会長からお話を伺いました。最初、婦人会の活動は、使用済みの天ぷら油を再利用するせっけんづくりから始まりました。新しく生まれ変わったせっけんは、ズックやユニホームが真っ白になるなど好評です。
現在は町からの協力依頼で、婦人会が中心となり、ディーゼル車用燃料として活用するための回収活動も行っています。使用済み天ぷら油の再利用は、二酸化炭素などの排出が少ない環境にやさしい燃料の確保、廃油ごみの減量、河川の水質汚濁防止につながっています。使用済み天ぷら油の回収は、新たな燃料使用としての動きにも結びつき、できれば能代にも広がってほしいと思います。
美しい自然を次世代に引き継いでいくためにも、合併を機に新「能代市」全体で環境を守っていくことができたらいいと思います。
No.1076 平成17年7月14日発行(14)
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