9月市議会定例会市長説明

発行:No.311 令和元年10月10日発行(5)

この記事を掲載した紙面のPDFファイルは、こちらからダウンロードできます。
   >>広報のしろ PDFファイル
紙面の確認や印刷にはPDFファイルが適しています。




9月市議会定例会市長説明


●科学自然都市協創連合〜宇宙開発発祥の地から繋ぐコンソーシアム〜
 7月23日、日本におけるロケット開発の父 糸川英夫教授が所属していた国立大学法人東
京大学生産技術研究所の設立70周年を契機として、同研究所とロケット研究にゆかりのあ
る本市のほか、由利本荘市、千葉県千葉市、東京都杉並区、国分寺市、鹿児島県肝付町が
コンソーシアムを設立するとともに、まちづくりや産業振興等に関する協定を締結しまし
た。本コンソーシアムは、科学技術を活用して夢と活力のある社会を形成することを目的
としており、市としましては、参加することで築かれるネットワークを最大限に活用させ
ていただき、特色ある地域づくりに取り組んでいきたいと考えています。


●小規模校統合後の空き校舎などの利活用
 4月に閉校となった旧崇徳小学校、旧鶴形小学校および旧常盤中学校、来年4月に閉校予
定の朴瀬小学校、竹生小学校および常盤小学校について、それぞれ地域の皆さんとの意見
交換を続けながら、利活用に向けた検討を進めているところです。
 この中で、旧鶴形小学校の利活用については、地元から鶴形地域センターの移転などが
要望されており、同センターの老朽化を見据え、要望内容を精査しながら、地元の皆さん
と市の関係職員による検討会を設け、具体化に向けて協議を進めていきます。
 また、旧崇徳小学校の利活用につきましては、5月と8月に地元団体から要望書が提出さ
れており、これらも踏まえながら、今後検討を進めていきたいと考えています。
 なお、既に閉校している両校につきましては、本格的な利活用の方向性が定まるまでの
間は、地元住民の方々を中心に、体育館などを暫定的に利用していただくことにしていま
す。


●「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律」
 に基づく促進区域になり得る有望な区域の選定
 7月30日に、一般海域における洋上風力発電事業を進めるため、協議会の組織などの準備
を直ちに開始する有望な区域のひとつに「能代市、三種町および男鹿市沖」が選定されま
した。今回の選定は、これまでの能代港洋上風力発電拠点化期成同盟会における県北地域
が足並みをそろえた取り組みなどが評価されたものと考えており、これまでご尽力いただ
いた関係各位に心より感謝申し上げます。
 市としましては、引き続き、促進区域の指定に向け、期成同盟会を中心に取り組みを進
めていきます。


●洋上風力発電のヨーロッパ先進地視察
 7月1日から5日までの日程で、デンマーク王国のエスビアウ港およびドイツ連邦共和国の
ブレーマーハーフェン港等を視察してきました。埠頭での洋上風力発電設備の事前組立の
状況や洋上風力発電の据付工事で使用される作業台船の乗船体験、大手風力発電機メーカー
の工場や洋上風力発電所も視察したほか、港湾関係者と意見交換しています。現地では、
自然環境や生活環境への影響について、特に問題になっていないとのことでありました。
今回の視察で得た知見を活かすとともに、市民の皆さんのご理解をいただきながら、引き
続き、能代港の洋上風力発電の拠点化に向けて取り組んでいきたいと考えています。


●能代産業廃棄物処理センター
 7月3日に開催された環境対策協議会で、県から、今年度の環境保全対策等について説明
がありました。その後、県は7月9日から、ナンバー2処分場でドラム缶が残存している地点
の西側3地点、南側7地点で、自然地盤が確認できる深さまでボーリングを実施し、26日に
終了しています。
 現在、採取した廃棄物などを分析中であり、その結果がまとまった後に同協議会に報告
する予定と伺っています。市としましては、今後も住民の皆さんとともに、環境保全対策
に向け、県と協議していきたいと考えています。


●(仮称)イオン新能代ショッピングセンター
 イオングループのディベロッパー部門の責任者から、市に対して報告がありました。そ
の内容ですが「建設予定地の地盤改良を継続して実施しており、並行して建設に向けてス
ケジュールや店舗構成などの具体的な計画を検討している」とのことです。



●元年度9月補正予算(単位:千円)

           現計予算   補正額   補正後予算

◆一般会計     27,567,170  530,830  28,098,000
◆特別会計
 ・檜山財産区      3,425    346     3,771
 ・国民健康保険   5,772,032   16,796   5,788,828
 ・後期高齢者医療   634,113    876    634,989
 ・介護保険     7,920,821  195,088   8,115,909
◆企業会計
 ・水道事業     2,232,828   1,255   2,234,083



●一般会計9月補正予算の主な歳出(単位:千円)

 財政調整基金積立金……………………………………… 353,321
 減債基金積立金………………………………………………28,495
 普通財産管理費……………………………………………… 6,279
 総合戦略策定費……………………………………………… 1,386
 市税等過年度還付金………………………………………… 6,928
※過年度国庫負担金等返還金…………………………………25,900
 介護保険特別会計繰出金…………………………………… 1,202
 すこやか子育て支援事業費………………………………… 3,735
 子ども・子育て支援事業費(施設型給付費・委託費)…31,112
 生活困窮者就労準備支援事業費…………………………… 7,040
 商店街活性化対策事業費…………………………………… 4,122
※個人番号カード利用環境整備事業費……………………… 2,792
 木のまちづくり推進事業費………………………………… 4,500
 大館能代空港利用促進事業費……………………………… 5,400
 浄化槽整備事業特別会計(市町村設置型)繰出金…… △1,072
 道路維持費……………………………………………………24,300
 改良事業費…………………………………………………… 8,600
 ふるさと人材育成・定住促進奨学金貸付事業費…………12,400
 中学校管理費………………………………………………… 1,714
 管理運営費(文化会館)…………………………………… 1,296
 (※は新規事業)


No.311 令和元年10月10日発行(5)
広報TOPページへもどる