あたなにタッチ 151

発行:No.320 令和2年3月10日発行(29)

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あたなにタッチ 151
このコーナーは、市民の皆さんをリレー方式でご紹介します。

地元
桜田 大地さん(二ツ井)
 平成31年3月1日、私は父になりました。身内でも初めての子どもだったのでいろんな人
から祝福してもらいました。地元のイベントの際にも連れて行ったりしていたので、地域
の人からもたくさんの笑顔をもらいました。しかしその中で「こんな小さい子見るのも久
しぶりだなー」と言う人もいました。
 私の育った切石と言う地域ではさまざまな行事がありました。甚句踊り、仮装そり大会、
祭りでも出店があるのは当たり前で友達と夜遅くまで遊んだ記憶があります。しかし、今
はどれも無くなってしまいました。小学校も合併し、地元を走り回る子どもを見る機会も
減りました。
 特に寂しさを感じるのは郷土芸能の作々楽の時期です。私が初めて参加した時は誰がど
の役をやるかでジャンケンをしたものですが、今ではメンバーをそろえるので精いっぱい
となってしまいました。このままではいずれ無くなってしまうのではないかと考えるとと
ても悲しい気持ちになります。ですが県外で公演を行ったり、東京二ツ井会という会で踊
らせてもらった時は泣いて喜んでくれる人もいました。そして何より、私は自分の子ども
と同じ場で踊りたいという夢があります。そのためにも例えどれほど人が減って寂しくなっ
てしまったとしても、私は踊り続けていきたいと思います。

※次回は、野呂充志さん(二ツ井)にタッチします。


No.320 令和2年3月10日発行(29)
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