あなたにタッチ152

発行:No.322 令和2年4月10日発行(23)

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あなたにタッチ152

このコーナーは、市民の皆さんをリレー方式でご紹介します。

故郷のためにできること
野呂 充志さん(二ツ井町梅内)

 私は関東の大学に進学し、就職の際に秋田に帰ってきました。その経緯について書かせ
ていただきます。
 私は大学時代に震災ボランティアに参加し、東日本大震災の被災地、主に宮城県石巻市
や福島県南相馬市で活動していました。活動内容は交流会などの催しを開き、集まってい
ただいた方々から被災時の経験や今後の展望を傾聴するというものです。
 さまざまな貴重なお話をお聞きしましたが、中でも南相馬の仮設住居にお住まいの方の、
「帰れる故郷があるというのは大切なことだよ。君も故郷を大切にしなさい」という言葉
に感銘を受けました。
 当時の私は秋田で就職するという選択肢も漠然と抱いていたのですが、その言葉をお聞
きして以来、故郷の人々の生活に寄り添った仕事がしたいと強く思うようになりました。
 現在、私は(株)伊徳の青果部門で働いています。地域の健康的な食生活を支え、食文
化を守る一助になれたらという思いの下、これからも働き続けたいと思います。

※次回は、畠山愛彩さん(二ツ井町仁鮒)にタッチします。


No.322 令和2年4月10日発行(23)
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