地域おこし協力隊通信 第62回

発行:No.328 令和2年7月10日発行(2)

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地域おこし協力隊通信 第62回
CHIIKI OKOSHI KYORYOKU TIMES

新地域おこし協力隊員
牟田 鉄平(むた てっぺい)です
牟田 若奈(むた わかな)です

 6月1日付で牟田鉄平さん・若奈さん夫婦が地域おこし協力隊に着任しました。それぞれ
が思い描くより良い街づくりに向かって能代市で第一歩を踏み出しました。

・問合せ 観光振興課     電話 89-2179
     中心市街地活性化室 電話 89-1414

●協力隊に夫婦で応募
鉄平さん(以下鉄) 2人とも障がい者の就労移行支援を行う会社で働いていました。障
がい者が働きやすい環境を作るには地域が元気でなければいけないと常に感じていて、
地域に直接関わる地域おこし協力隊の仕事に興味を持ちました。やってみたいことがこ
の場所であればできそうと思い、能代市に応募。同じ協力隊の募集があることを知り、
妻にも勧め、夫婦で着任する形となりました。

若奈さん(以下若) 鉄平さんから話を聞いて「能代ってどこ?」と最初は思いました
(笑)。でも移住して1カ月が過ぎ、気軽にあいさつしてくれるなど、人の温かさを強く
感じています。きれいな星空も気に入っています。

●それぞれのビジョン
鉄 私は観光のまちづくりを担当します。能代に人を運ぶことが一番のミッション。前職
の他にも長年、教育現場で働いていた経験を生かし、子ども向けの教育旅行や山村留学な
どを計画しています。ここでしか得られない体験をして「また能代の景色が見たい」と再
び訪れてもらえるような企画を考えていきたいです。

若 私は中心市街地活性化の分野を担当し、空き店舗の利活用と起業する方のマッチング
支援の2つをメインに活動していきます。まず始めに取り組もうと思っているのが起業し
たい人と能代をつなぐプラットフォームを作ること。情報を収集して、必要としている人
にしっかり発信できる場所づくりを目指します。

●2人でフリースクールも
鉄 私自身、チャレンジするのが好きな性格。転職を考えた時も行ったことがない場所で
働きたいと思ってベトナムも候補地にあったんです(笑)。大人が失敗を恐れずチャレン
ジする姿を子どもに見せることはとても大切。協力隊の任期を終えても続いていくような
ものをどんどん提案していきたいです。具体的には子ども向けのフリースクール設立に向
けても動き出しています。市外・県外の人が能代に興味を持つきっかけにもなれば。

若 フリースクールの運営と同時に、子ども向けの取り組みも考えていきたい。今後、市
民の皆さんに協力をお願いすることも多いはず。皆さんの温かさを少し分けてもらいなが
ら、もっと子どもが安心して通れるような商店街にしていきたいと思っています。


◆牟田鉄平さんのプロフィール
・1974年生まれ。
 福岡県北九州市出身
・九州国際大学国際商学部卒業
・現在は市役所観光振興課に在籍

◆牟田若奈さんのプロフィール
・1997年生まれ。
 神奈川県横浜市出身
・明星大学人文学部卒業
・現在は商店街を中心に各地で活動


No.328 令和2年7月10日発行(2)
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