館内紹介

発行:No.330 令和2年8月10日発行(8)

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館内紹介
日常を忘れ静かな和のひと時を


●大広間
 樹齢260年以上、直径2メートル級の天然秋田杉の根元部分から切り出した畳1畳分の杢
目板を卍型に配置した「四畳半仕切り格天井」が見どころ。広さ110畳の大広間は側面に
壁がなく洋風建築の技術「トラス構造」も取り入れられています。
 床柱は十和田湖から切り出されたイタヤカエデで、こちらも必見です。

●満月の間
 天井の一枚板が見どころ。1本の木から5枚取られた長さ5間(9.1m)の中杢天井板は当
時の木挽き職人が1枚を約3日かけて挽いたもの。職人の技が随所に感じられるお部屋です。
 控えとの間の長押は3.5間(6.9m)の一本物です。

●田毎の間
 政治家や上客がお忍びの会合や商談に利用したお部屋。卍張りの折上天井は杢目板や絞
り丸太、網代編みなどが使われ大変凝った造りになっています。
 顔を見られず、物を受け取れる小窓が廊下側下部にあります。

●上げ汐の間
 展示室として、江戸時代から一子相伝の技により継承されてきた能代の伝統工芸品「春
慶塗」のほか、現代の名工武田久雄氏作「組子建具」などを設置。
 来年3月14日までは井坂直幹展も開催しています。

●多津美の間
 金勇大広間で開催された囲碁本因坊戦ゆかりの品々を展示しています。


◇館内ガイドや部屋の貸し出しなども行います
 館内につまったさまざまな魅力をボランティアガイドがお伝えします。また、部屋の貸
し出しや食事手配も行っています。ご家族や友人などとぜひご利用ください。

・ガイド料金 1人300円
※要予約
※部屋の貸出料金や食事手配の詳細はお問い合わせください。

このほかにも天然秋田杉を余すことなく使ったお部屋が皆さんを迎えてくれます


No.330 令和2年8月10日発行(8)
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