地域おこし協力隊通信 第64回

発行:No.332 令和2年9月10日発行(2)

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地域おこし協力隊通信 第64回
CHIIKI OKOSHI KYORYOKU TIMES
花下 哲 編

 観光担当として、日々アンテナを張り、能代市に埋もれている魅力ある観光コンテンツ
はないかと目を凝らしています。今回ご紹介するのは「母体里山環境保全プロジェクト」
の皆さん。檜山母体地区で昭和30年代まで行われていた伝統的な炭窯を再現して良質な白
炭を生産し、炭焼き文化の継承、過疎化・高齢化が進む同地区の活性化と観光体験コンテ
ンツとしての誘客を目的としています。炭を販売して得られる、経済効果への期待もあり
ます。
 炭窯があるのは母体の「逆さケヤキ」近くの田園脇。今あるのは改良タイプで、1作目
は現場で切り出した石と粘土で作ったものでしたが、改良タイプは、耐火レンガを積ん
で耐久性を求めたもの。30年代当時の経験をベースに、組合メンバーの知恵とアイデア
で作られた窯です。
 とはいえ、求める良質な白炭を焼くのは容易ではありません。炭出しは検討を重ねた
結果、翌日の深夜に及びました。初めて体験した炭焼きでしたが、さまざまな要素を考
えながらトライするのが興味深く、炭出しの時には久しぶりにワクワクする気持ちを感
じました。近い将来、炭焼き体験の観光コンテンツ化が実現して、自分が焼いた炭でバ
ーベキューを楽しめることを期待しています。

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問合せ 市民活力推進課 電話89-2212

No.332 令和2年9月10日発行(2)
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