あなたにタッチ
発行:No.349 令和3年6月10日(21)
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あなたにタッチ
心を結ぶ“わ"をつなごう 166
このコーナーは、市民の皆さんをリレー方式でご紹介します。
親になる
岸部 浩子 さん(景林町)
令和元年の秋に、「保護したい猫がいる」と妹に言われ、向かった先にいたのが地面に
身を寄せ合う小さな5匹の子猫でした。生まれたばかりで里親の募集も出来ず、
家でドライフードが食べられるまでは面倒をみることになりました。
目も開いていないその姿に戸惑い、手探りの日々でしたが、後押しをしてくれるように
オスの先住猫が子猫の世話をしてくれるようになったのです。トイレの世話や
毛繕いを付きっきりでしてくれ、首根っこを噛んで移動させる姿はびっくりするほど親でした。
そうして大きくなった猫たちの2匹は里子に行き、残った3匹は今も家にいます。
4匹の猫と言うと多いと思うかもしれませんが、先住猫の教育のおかげか特に大変なこともなく楽しい毎日です。
今、世の中はコロナでとても大変な状況ですが、そんなことは知らない猫たちの日常は穏やかです。
そんな猫たちを見ていると、この変わらない日常を守らなくてはと自分もこの子たちの親になったようで身が引き締まる思いがするのです。
※次回は、高田裕介さん(昇平岱)にタッチします。
No.349 令和3年6月10日(21)
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