森林経営管理事業 「能代システム」に取り組みます

発行:No.349 令和3年6月10日発行(4)

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森林経営管理事業 「能代システム」に取り組みます
問合せ 林業木材振興課 電話89-2250

 森林経営管理事業とは、平成31年4月に施行された森林経営管理法に基づく事業です。
 この事業では、適切に経営や管理が行われていない森林を林業事業者に集積・集約化
 するとともに、それができない森林の経営管理を市町村が行うことで、
 林業経営の効率化と森林の管理の適正化を促進します。
 
 この事業を進める上で課題となるのが、森林所有者や境界が不明な森林への対策です。
 能代市では、森林所有者の高齢化や地域の過疎化を背景に所有者などが不明な森林が多く、
 この解消が喫緊の課題となっています。そこで、所有者や境界不明な森林の解消と森林の
 適正な経営管理を推進するため、令和3年度から能代市独自の
 森林経営管理事業「能代システム」に取り組みます。

●「能代システム」とは?
 「能代システム」は、航空レーザ計測によるICT(情報通信技術)を活用し、森林の所有者、
 境界、管理状況、収益性を調査するとともに、間伐などの整備が必要な森林については事業者を
 紹介するなど、所有者の経営管理をサポートするものです。収益性が低く管理が困難な
 森林については、所有者へ今後の管理の意向を調査し、要望に応じて市が針広混交林などの
 管理が容易な森林に整備します。

●どこから実施する?
 令和元年度に実施した森林調査を参考に市内の森林を14地区に分け、地区内の調査対象資源量(杉人工林)
 と境界調査の効率性を考慮し、事業候補地の優先順位付けをしています。3年度は常盤・久喜沢地区
 から開始し、1地区3年程度を目安に進めます。その後は、二ツ井の種梅地区を予定しています。


No.349 令和3年6月10日発行(4)
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