松くい虫から貴重な森林を守るため薬剤散布と伐倒駆除を行います

発行:No.349 令和3年6月10日発行(6)

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松くい虫から貴重な森林を守るため薬剤散布と伐倒駆除を行います

問合せ
米代西部森林管理署業務グループ 電話54-5511
県山本地域振興局森づくり推進課 電話52-2181
林業木材振興課 電話89-2250

 薬剤散布区域は、風の松原などの海岸部のほか、きみまち阪県立自然公園です。
 また、竹生・須田・落合・浅内では、県が伐倒駆除を行います。
 作業は安全に十分配慮して行いますが、事故などに遭わないようにご注意をお願いします。

薬剤散布と伐倒駆除はどうして必要なの?
 松を枯らす原因は「マツノザイセンチュウ」という体長1ミリに満たない小さな線虫です。
 この線虫が松の樹体内で増殖し、水の通り道を塞ぐことで、松枯れを引き起こします。
 そしてこのマツノザイセンチュウを健全な松に媒介し、被害をまん延させるのが「マツノマダラカミキリ」
 という昆虫です。線虫が健全な松を枯らす役割を、カミキリが線虫を枯れた松から
 健全な松へ運ぶ役割をそれぞれ分担するという共生的関係があることで、松枯れの被害が広がっていきます。
 薬剤散布や伐倒駆除には、こうした松枯れの原因となる線虫・カミキリを駆除したり、健全な松
 への侵入を防いだりする効果があります。
 能代の貴重な森林資源としての松林を保護し、強風、飛砂、津波といった自然災害から
 能代を守っていくため、皆さんのご理解とご協力をお願いします。
 
■実施期間
 薬剤散布 6月中旬〜7月中旬
 伐倒駆除 6月上旬〜7月上旬

■ご注意ください
・散布中は掲示板などで作業中であることをお知らせします。
 散布区域内には立ち入らないでください。また、食べ物や洗濯物を外に出さないようにしてください。
・散布区域内および周辺の青空駐車は避けてください。
・万が一、薬剤が体についた場合は、直ちにせっけんで洗い落としてください。
使用する薬剤は低毒性のもの(アセタミプリド液剤・チアクロプリド水和剤)です。
※住宅地や農地と隣接している松林は一定の距離を離して散布を行います。


No.349 令和3年6月10日発行(6)
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