地域おこし協力隊通信第72回

発行:No.349 令和3年6月10日発行(9)

この記事を掲載した紙面のPDFファイルは、こちらからダウンロードできます。
   >>広報のしろ PDFファイル
紙面の確認や印刷にはPDFファイルが適しています。




地域おこし協力隊通信第72回

新田 聡(にった さとし)です
 5月1日付で、千葉県出身の新田聡さんが地域おこし協力隊のバスケの街づくり担当に着任しました。
 「3人制バスケの定着を軸に活動し、バスケで市民の生活を豊かにしたい」と
 意気込みを語る新田さん。海外生活で得たバスケのスタイルや楽しさを広げていきます。
問合せ 市民活力推進課 電話89-2148

●NBAプレーヤーの夢も
 小学4年からバスケットボールを始め、NBAプレーヤーを夢見た時期もありました。
 高校卒業後は、英語を習得するためアメリカの大学へ進学。NBAのトライアウト
 にも挑戦しました。一旦帰国した後も、ワーキングホリデーや大学進学で2度カナダのトロント
 に渡り、昨年6月に帰国しました。帰国後、バスケに関わる仕事を探しているときに
 見つけたのが地域おこし協力隊の募集です。ゼロから何かを作り上げる仕事内容に魅力を感じ、応募しました。
 
●3人制バスケの定着へ
 協力隊の活動の中で軸にして取り組むのが3人制バスケ(3x3)の定着です。
 3人制バスケは、オリンピックの新種目に採用された注目の競技です。5人制バスケに比べて展開が早く、
 小柄な日本人選手でも外国人選手と対等に戦うことができ、詳しいルールが分からなくても見ていて
 面白いと思います。能代にはまだ3人制バスケが浸透していないようなので、3x3の大会を企画したり、
 高校や大学、実業団、プロなどから秋田にゆかりのある選手を集めて新チームを作ったりして、
 3人制バスケを広めるきっかけにしたいです。
 
●誰でも楽しめるバスケを
 もう一つ提案したいのが、ピックアップゲームです。これは、集まったメンバーで即席の
 チームを作りゲームを楽しむスタイルのこと。アメリカのストリートコートではよく見る光景です。
 能代にはバスケのチームがたくさんありますが、各自が自分のチームだけで楽しんでいる印象。
 もっと老若男女、プロ・アマ問わず「誰でも楽しめるバスケシーン」をつくりたい。そのためには
 もっと風通しを良くすることが大切です。自由に参加できる場所や機会を提案し、まずはミニバス
 から夏をめどにピックアップゲームができる環境を整えていこうと考えています。
 知らない人同士でプレーすれば自然とコミュニケーション能力が磨かれるはず。
 そこがピックアップゲームの魅力ですね。

●地域のバスケ生活を豊かに
 実は高校進学の時、バスケの名門・能代工業高校に進みたいと考えていました。
 憧れだった高校がある能代市に今こうして関われてとても光栄です。5人制バスケと相乗効果を図りながら、
 バスケを通じて市民の生活がより豊かになるよう頑張ります。

プロフィール
・1987年生まれ 千葉県習志野市出身
・高校卒業後、大学進学のため渡米。22歳の時に大学を中退し帰国。
 24歳の時、ワーキングホリデーを活用しカナダへ。帰国後、スポーツ関連会社や大手飲料メーカー
 で営業として勤務。マーケティングを学ぶためトロントの公立大へ進学し昨年6月帰国


No.349 令和3年6月10日発行(9)
広報TOPページへもどる