3年度6月補正予算
発行:No.351 令和3年7月10日 発行(10)
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3年度6月補正予算
■ 能代港周辺での洋上風力発電事業
4月下旬から、能代港港湾区域内で洋上風力発電施設設置に伴う基礎部分の工事が開始されました。
丸紅株式会社などでつくる特別目的会社「秋田洋上風力発電株式会社」が、
出力約4200キロワットの洋上風力発電設備を能代港20基、秋田港13基設置する予定としており、
SEP船(自動昇降式作業台船)による工事が能代港港湾区域で行われています。
基礎部分の工事は秋頃まで行われ、来年度に風車本体の設置工事を予定しており、
令和4年末までに商用運転が開始されると伺っています。
また、再エネ海域利用法に基づく促進区域に指定されている「能代市、三種町及び男鹿市沖」の公募が、
去る5月27日に締め切りとなったほか、促進区域の指定に向けた「八峰町及び能代市沖」の協議会が、
これまでに2回開催されるなど、国内では先駆的となる洋上風力発電事業の取り組みがこの地域で着実に進んでいます。
市としましては、洋上風力発電事業者に対し、地域貢献を働き掛け、建設およびメンテナンス時における
最大限の地元企業の活用を図るよう要請するとともに、マッチング支援、人材の育成などに努め、
地域の活性化につながるよう、引き続き、能代港洋上風力発電拠点化期成同盟会を中心に取り組んでいきます。
■ 能代火力発電所の長期運転継続の要望活動
政府は2050年カーボンニュートラルの実現に向け、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする
「脱炭素社会の実現を目指す」としており、石炭火力を取り巻く環境は厳しさを増しています。
しかしながら、火力発電は、天候などの要因により風力や太陽光などの供給力が不足した場合、
その変動をカバーして需給バランスを調整する重要な役割を担っています。
再生可能エネルギーの導入拡大を図るとともに、電力を安定的に供給するためには
一定の火力発電が将来にわたって必要になるものと考えています。
こうした中、東北電力グループでは、二酸化炭素排出の実質ゼロに向け
「カーボンニュートラルチャレンジ2050」を宣言し、火力発電について、
水素・アンモニア発電の実用化やCCUSの検討などの技術開発に積極的に取り組むとしています。
市としましては、能代火力発電所の長期にわたる運転継続が図られるよう、
市議会、商工団体、関係事業者などと一体となって要望活動を行っていきます。
■ 東京2020大会ホストタウン事業
5月27日リーナ・アンナーブ駐日ヨルダン大使から、7月、8月に予定していたヨルダン・ハシェミット王国
オリンピック・パラリンピック選手団の事前合宿をキャンセルしたいとの意向が伝えられました。
大使からは「事前合宿の中止については非常に残念に思うが、実施するにはリスクが伴い
難しい手続きとなる中での判断であり、これまで準備を進めていただいた関係者や
市民に大変感謝しているとともに、今後も交流を続けていきたい」とのメッセージをいただきました。
中止については、後日、ヨルダンオリンピック・パラリンピック委員会から正式な通知があるとのことです。
市としましては、大変残念ではありますが、この決定を厳粛に受け止め、大会に参加する選手へは、
パブリックビューイングや、寄せ書きなどでの応援を実施したいと考えています。
今後も引き続き、市民の皆さん、ホストタウン実行委員会および市議会
日本ヨルダン友好議員連盟とともに交流を進め、さらなる友好関係を深めていきたいと考えています。
■ 第144回秋田県種苗交換会
10月29日から11月4日まで7日間の日程で開催されます。5月21日には能代市協賛会が設立され、
農産物出品展示などが行われる主会場を能代市総合体育館とし、能代山本地域PRブースや農工商フェア、
物産販売展、農業機械化ショーなどが開催される協賛会場を能代河畔公園周辺とすることなどが承認されました。
市としましても、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期しながら、市街地のにぎわい創出イベントなどを企画し、
種苗交換会に来場される大勢の方々を中心市街地へ誘客することとしています。
多くの方々が本市を訪れるこの機会をとらえ、協賛会と連携の上、能代山本の魅力を積極的にPRするとともに、
地域農業の発展と地域の活性化に取り組んでいきます。
3年度6月補正予算
一般会計6月補正予算の主な歳出
財政調整基金積立金 3,000
●久喜沢生産森林組合交付金 1,998
●保育環境改善等事業費(私立保育所等) 5,900
●子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費(ひとり親以外の世帯分) 37,973
●保育環境改善等事業費(公立保育所等) 2,300
●新型コロナウイルス感染症対策支援事業費 8,400
新型コロナウイルスワクチン接種対策事業費 90,004
6次産業化推進事業費 3,568
●がんばるのしろの商い応援事業費(新型コロナ対策) 10,000
●長期影響継続事業者支援金支給費 284,450
●PCR等検査事業費補助金 2,169
●公共交通事業者車両維持支援事業費(新型コロナ対策) 25,700
企業誘致推進事業費 16,544
●新工業団地候補地調査事業費 13,068
中心市街地活性化推進事業費 19,498
●工業用水道計画事業費 13,879
奨学金貸付事業費 26,429
●大学生等応援給付金給付事業費 67,295
●ICTを活用した授業改善支援事業費 6,000
●カリキュラム・マネジメントの在り方に関する調査研究事業費 1,345
管理運営費(体育施設) 3,858
(●は新規事業)
No.351 令和3年7月10日 発行(10)
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