能代のちから No.104
発行:No.353 令和3年8月10日 発行(2)
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能代のちから No.104
このコーナーでは、まちの元気さんを紹介します。
なべや製麺株式会社
鍋谷 暁さん(26歳)
「能代うどん」の伝統を守りながら、
新しいことに挑戦していきます!
●父の急逝で脱サラ、経営者へ
令和元年に父が急逝したことを受け、当時参議院議員私設秘書だった私が経営者となりました。
それまで全く家業に関わったことはなく、麺職人は父1人。レシピもなく、父しかわからないような
メモが残っていた程度でした。製麺に使う粉は何なのか、そんな勉強からの始まりでした。
コロナ禍での経営で、「何かしないといけない」と試行錯誤の毎日です。自分が考えた商品を
販売するのは楽しく、「おいしかった」と直接言われることが何よりも励みになります。
●新商品「ノシロチーネ」誕生秘話
製粉会社の方とのやり取りの中で、今ある製麺機でもパスタを作ることができると知り
面白そうだと思いました。昨年の緊急事態宣言の中、巣ごもり需要が増え、
スーパーのパスタが品薄となりました。スーパーを見て回ると、国内では大手メーカーを除いては
乾麺のパスタをあまり製造しておらず、商品にしてみようと思い着手しました。
今後は飲食店でも使用していただけるように努めるとともに、全国にも広まるように、
SNSで発信していきます。販売まで1年程かかってしまいましたが、7月から本格販売していますので、
ぜひ皆さんに手に取って食べていただきたいです。
●能代のために何ができるか?
「能代うどん」を通して、能代の食文化を発信することを第一に考えています。
若い人は能代を出てしまいます。一能代市民として、能代に残ってもらえるような、
出て行っても戻ってきてくれるような地域づくりに貢献したいです。
●ここだけの話…!
まだ詳細は明かせませんが、来年中に新商品を3つ程販売したいと考えています。
皆さんにおいしいと言ってもらえるような、今までにない新感覚の商品を目指して頑張ります。
余談となりますが、私はそばアレルギーがあります。まだ先ですが、年末といえば年越しそば。
なべや製麺でも、そばの注文が増え、売れ行きが伸びます。
年末は無理のない範囲で私が体にむちを打って、麺を打っています(笑)。ぜひお買い求めください!
No.353 令和3年8月10日 発行(2)
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