手紙で伝える感謝の想い

発行:No.355 令和3年9月10日発行(4)

この記事を掲載した紙面のPDFファイルは、こちらからダウンロードできます。
   >>広報のしろ PDFファイル
紙面の確認や印刷にはPDFファイルが適しています。




手紙で伝える感謝の想い
9月20日(月・祝)は敬老の日

 9月20日の敬老の日を前に、市内の小中学生3人が祖父母への手紙を書いてくれました。
 健康を願う思いやりあふれるメッセージに心が温まります。敬老の日は、大切な方へ
 長寿を祝う心のこもった手紙を送りませんか。
 
問合せ 教育研究所 電話73-5178


大すきなおばあちゃんとおじいちゃん
二ツ井小学校 3年 佐々木美杜(みと)さん

 わたしのおばあちゃんとおじいちゃんはいつも明るく、いっしょにいると楽しい気持ちに
なります。わたしがテストでうっかりミスをして落ちこんでいる時には、
「しっぱいはせいこうのもとだから、何回まちがえても大じょうぶだよ。」とはげましてくれます。
わたしは、そんなおばあちゃんとおじいちゃんが大すきです。

 おばあちゃんは、お母さんがいそがしい時にいっしょにオセロやトランプをして遊んでくれます。
おばあちゃんは本気でたたかってくれるので、わたしが勝つとくやしがります。その様子がとても
おもしろくてかわいいなと思います。また、料理が上手なので、休みの日はパンケーキや
サンドイッチなどをいっしょに作ります。お手つだいをすると「上手にできたね。」とほめてくれるので、
ますますがんばりたくなります。今度、おばあちゃんのすきなシャインマスカットを使ってケーキを作ってあげたいです。

 おじいちゃんは、やねのペンキをぬったり、こわれた物をすぐ直したりしてくれます。ひつような物があれば
何でも作ってくれるので、はたらき者だなと思います。つりも上手で魚をいっぱいつってきてくれます。
サクラマスやアユをやいて食べると、さいこうにおいしいです。さらに魚をさばくすがたは、はく力があり
とてもかっこいいです。わたしもいつかほうちょうを使えるようになったら、魚をさばくのにちょうせんしてみたいです。

 おばあちゃんとおじいちゃんは、いろいろなことができてすごいし、わたしにいつも元気をくれます。
そんな二人に近づけるようにわたしもがんばりたいです。だからもし、二人に元気がない時があったら、わたしが
はげましてあげたいです。そして、おじいちゃんとおばあちゃんには、これからもずっと元気で長生きしてほしいです。





いつまでも元気でいてね
第四小学校 6年 堀内結衣子(ゆいこ)さん

 私のおじいちゃんとおばあちゃんは、やさしくて、元気で、いつも笑っている自まんの家族です。
 おじいちゃんはとてもやさしくて、いろいろなことを教えてくれます。いつも厚い本を読んでいて、
私が分からない言葉も教えてくれます。おじいちゃんと話をすると、とても話がはずんで楽しいです。
私の家の庭でとれたトマトやキュウリなどの野菜をおいしそうに食べてくれます。
時々耳が聞こえない時があるけど、私にとっては、いいおじいちゃんです。

 おばあちゃんも、とても楽しい人です。私がお話をする時に、いつも笑いながら聞いてくれます。
おばあちゃんは卓球が得意です。おばあちゃんとやるとラリーが続いて友達と遊ぶ時より楽しい気持ちに
なります。また、おばあちゃんはおかし作りが上手で、私に教えてくれます。ババロアを作る時には材料を
混ぜるのを手伝ってくれます。シフォンケーキ作りの時は、容器に泡立ったクリームを入れると、
「ゆいこちゃんが手伝ってくれてとても助かるよ。」と言ってくれます。二人で、おやつ作りを楽しんでいます。

 このように、私のおじいちゃんとおばあちゃんは、私が楽しくなるようなことをしてくれたり、
私が笑顔になるようなことをしてくれたりする、たよりになる自まんの家族です。

 こんな元気なおじいちゃん、おばあちゃんですが、この間、おばあちゃんが少し体調をくずした時は
とても心配しました。病院でみてもらって、間もなく治ったのでほっとしましたが、改めて、いつまでも
元気でいてほしいと思いました。

 道徳の勉強で、おじいちゃん、おばあちゃんがいるからこそ、私がいると知りました。おじいちゃん、
おばあちゃんに何かあったら、私がいなかったかもしれないと考えると、悲しい気持ちになりました。
おじいちゃんたちが今までの人生をしっかり過ごしてきてくれたからこそ「私」があるということ。
それに感謝したいと思います。

 毎日、学校の行き帰りに見守ってくださっている地域のおじいさん、おばあさん。
読み聞かせやボランティア、交流で学校に来てくださっている方々。私のおじいちゃん、おばあちゃんだけでなく、
地域を支えてくださっているたくさんの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。みなさんがいてくれるから、
私達が毎日を楽しく安心して過ごせることを、これからも忘れずにいたいと思います。いつまでも元気でいてください。





感謝の気持ちを込めて
能代南中学校 2年 大山美織(みのり)さん

 私は、幼い頃から祖父母に世話をしてもらっていました。仕事で帰りの遅い両親に代わり、私が寂しくないように
「トランプで遊ぼうか」とか「編み物を教えるよ」などと気遣ってくれました。思い出はたくさんあります。

 中でも私が特に好きなことは、祖父母と一緒にご飯を食べることです。なぜなら、祖母が作るおいしい料理を
食べることができるし、祖父の冗談でみんなが大笑いする楽しい時間を過ごすことができるからです。
逆に、辛いことや悲しいことがあって落ち込んでいるときには「何かあったの?」と優しく声をかけて相づちを
打ちながら時間をかけて聞いてくれることもあります。学校での出来事を話し、祖父母からのアドバイスを聞き、
一緒に過ごす時間が大好きでした。

 中学生になると、部活動で帰りが遅くなり、祖父母と過ごす時間は少なくなりました。それでも、祖父は、自分が
本を読んだりメディアで得たりした情報を教えてくれます。そして「勉強はちゃんとやっているか。」と尋ね、
勉強の大切さについて熱く語ってくれます。祖母は、料理の仕方や花の名前、収納のこつなど、これからの生活で
役立つことをたくさん教えてくれます。中学生になってからは、私がしっかり覚えられるようにと、
実際に体験させてくれるようになりました。

 私は、学校のテストの報告もします。良い点数でも悪い結果でも、祖父は力のこもった大きな手で、私の手を
握りしめながら頑張りを認め、そして、次回のテストに向けたアドバイスをしてくれます。祖母は「お疲れ様。」
と言って、ご褒美に私の大好きなメニューをそろえ、優しい笑顔で褒めてくれます。

 私には、少し離れたところに住む、もう一人の祖母がいます。ゆっくり話す機会が少ないので、メールでやりとりしています。
会えるときは、たくさん話し、一緒にいられる時間を大切に過ごしています。離れていても、常に私を気遣ってくれているのだと
感じることがよくあります。

 三人の祖父母は、私にうれしいことがあると、自分のことのように喜んでくれます。
そして、祖父母の笑顔は、私を安心させ、元気にしてくれます。笑顔を見るたびに、祖父母に助けられていると感じます。
最近は、この笑顔を大切にするためには、私自身が明るく元気でいることが必要なのだと感じるようになりました。
私が前向きになれる力は、祖父母が与えてくれるのだと実感しています。
 自分のことが自分でできるようになった今、私がしてもらったように、今度は私が祖父母を元気にしてあげたいと思います。
少しでも恩返しをしながら、感謝の気持ちを伝えたいのです。
 いつもありがとう。感謝しているよ。いつまでも元気でいてね。……その思いを、私は私自身の成長とともに届けようと考えます。


No.355 令和3年9月10日発行(4)
広報TOPページへもどる