都市計画マスタープランと立地適正化計画を策定しています

発行:No.355 令和3年9月10日発行(6)

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都市計画マスタープランと立地適正化計画を策定しています

 市では、平成22年3月に長期的なまちづくりの方針として都市計画マスタープランを策定しました。
策定から10年が経過しており、市を取り巻く環境の変化に対応するため、計画の改定を進めています。
また、住宅・都市機能の立地や、これらを結ぶ公共交通の充実による持続可能なまちづくりの実現を
目的として、立地適正化計画を策定します。この2つの計画の策定は、市民・高校生アンケート、
地域別ワークショップ、策定委員会などにより、市の現状や、将来のまちづくりの方向性について、
皆さんと一緒に考えながら進めています。
 
問合せ 都市整備課 電話89-2197


18歳以上の市民と高校生にアンケートを実施しました
◆市民アンケート
調査対象 令和2年4月1日時点で18歳以上の市民2,000人
回答者 1,087人
回答率 54.4%
◆高校生アンケート
調査対象 市内の高校2年生588人
回答者 573人
回答率 97.4%
※いずれも令和2年9月〜10月に実施

1.居住地域に不足する施設があると思うか?
 不足する施設が「ある」という意見は、市民で約5割、高校生で約4割となっています。
 具体的な不足する施設として、市民・高校生ともに「スーパーマーケット」や
 「飲食店・レストラン」が多く挙げられました。その他の上位意見は、市民で「公園、広場」、
 高校生で「コンビニエンスストア」が挙げられました。

2.今後の住宅地のあり方は?
 市民・高校生ともに「空き地・空き家などへの対策」が最も多く挙げられました。
 高校生では、「市街地の再開発事業による計画的なまちづくりの推進」についても、
 「空き地・空き家」と同程度の意見が挙げられています。

3.商業地の集積地として望ましいのは?
 市民では、「市街地における幹線道路沿い」が最も多く、約5割を占めています。
 一方高校生では、「駅周辺の中心市街地」が最も多く、約6割を占めており、市民との相違が確認されます。

4.市外への住み替えを考えているか?
 市民では、「現在地に住み続けたい」が最も多く、約7割を占めています。
 一方高校生では、「可能であれば市外へ移りたい」が最も多く、約5割を占めており、
 市民との相違が確認されます。高校生で「市外へ移りたい」と回答した人は、住み替えたい場所として
 「買い物・飲食が便利な地域」や「娯楽・交流施設が充実した地域」「公共交通が利用しやすい地域」を
 多く挙げています。

5.道路整備や交通について力を入れるべき取り組みは?
 市民・高校生ともに「バス等の交通手段を確保する」が多く挙げられました。その他の上位意見は、
 市民で「まちなかの駐車場を増やし自動車で行きやすくする」や「家のまわりの生活道路を整備する」、
 高校生で「歩道の整備・拡張や段差を解消するためのバリアフリー化」や「自転車専用レーンや自転車の
 専用道路を整備する」が挙げられました。

6.都市防災に必要なのは?
 市民・高校生ともに「安全な避難場所の整備」や「大雨による河川の氾濫や浸水被害に対する対策」が
 多く挙げられました。その他の上位意見は、市民で「食糧の備蓄や非常用資材の備蓄」、
 高校生で「津波などの水害対策」が挙げられました。

7.20年後の市のイメージとして望ましいものは?
 市民・高校生ともに「お年寄りや障がいのある人にやさしいまち」や「防災・防犯に優れた安全・安心なまち」が
 多く挙げられました。その他の上位意見は、市民で「医療福祉施設が近くにあるまち」、
 高校生で「市街地中心部での買い物がしやすいまち」が挙げられました。

8.今後の農地のあり方は?
 市民では、「市街地隣接地の幹線道路では他用途への転用もやむを得ない」が最も多く、
 次いで「今ある農地を守る」の順となっています。一方高校生では、「今ある農地を守る」が最も多く、
 約7割を占めており、市民との相違が確認されます。


策定委員会を開催しました
 策定委員会は、学識経験者、関係行政機関、各種団体、市民代表の19人で構成しています。これまで、
3回開催し、計画策定の背景、市の現状・課題、まちづくりの将来像、都市計画マスタープランの全体構想、
立地適正化計画の基本方針などについて話し合いました。


ワークショップを開催しました
 都市計画マスタープランでは、市域を、現行の計画と同様に、旧中学校区を基本とした次の6地域に区分する
こととしており、地域の代表者に集まっていただき、それぞれの地域のまちづくりについて意見交換を行いました。
●能代北部地域(東雲中学校) ●能代中央地域(第一・第二中学校)
●能代南部地域(南中学校)  ●能代北東部地域(旧常盤中学校)
●能代東部地域(東中学校)  ●二ツ井地域(二ツ井中学校)
 ワークショップは計3回にわたり行いました。この中で、地域の将来の姿について取りまとめました。
第1回/令和3年5月書面開催、第2回/6月22・23日、第3回/7月15・16日
※第2回、第3回は6地域を3地域ずつに分けて各回2日間開催しました。

 両計画の策定は、3年度末までに完了する予定であり、今後も市民の皆さんの協力を得ながら進めていきます。
また、これまでの検討状況を市民の皆さんにお知らせするため、「瓦版」を発行しており、ホームページで
見ることができます。


No.355 令和3年9月10日発行(6)
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