こどものしろ

発行:No.361 令和3年12月10日 発行(5)

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こどものしろ
【広報のしろ特別編集】お子さんと一緒にご覧ください


富根報徳番楽
 舞方とはやし方で構成。7月23・24日の愛宕(あたご)神社祭典などで披露されます。
現在継承されているのは大黒舞やえびす舞、翁舞など約15演目。床を力強く踏(ふ)み
鳴らしながら踊るのが特徴です。番楽の伝統をつなげようと2人の兄弟が練習を頑張っ
ています。保存会のメンバーも「回を重ねるごとに上達している」と2人の成長を喜びます。

二ツ井小5年 大高琉生(るい)さん
お父さんやお兄さんの影響で小1から練習を始めました。荒舞とさぎり舞を習得していて、
荒舞が得意です。扇と刀を使う激しい踊りです。床を踏んで音を出すのが難しくて練習中です。
扇や刀が踊りのポイントになる荒舞

二ツ井中2年 大高悠斗(ゆうと)さん
保育園の時から憧(あこが)れがあり小1で練習を始めました。小3で初舞台を経験。これまで
に荒舞と鈴木舞、さぎり舞を習得しました。得意なのが鈴木舞。正式に踊ると15分にもなります。
自分も疲れるけれど、はやし方も間違えずに続けられるのがすごいと思います。


能代市民俗芸能連合会の事務局 畑中悟さんにお話を聞きました!

能代に民俗芸能はいくつありますか?
 現在、連合会に加盟しているのが18団体あります。

子どもたちが伝承活動を行っていることをどう思いますか?
 歴史を絶やしたくないという思いが強いですから、涙が出るほどうれしいです。今は子どもの
 数が減り、師匠たちも高齢化しています。少しでも興味を持って練習し、長く続けてくれたら
 うれしいです。

踊りやおはやしはどのように覚えるのですか?
 踊りは目で見て、おはやしは耳で聞いて覚えます。おはやしは代々、口で伝えてきましたから
 楽譜はありません。笛であれば自分で音を探しながら自分の形を作っていきます。

民俗芸能の魅力は何ですか?
 民俗芸能は「一糸乱れぬ」というものではありません。師匠から受け継いだ形に自分の動きや
 音を加えた個性が魅力です。子どもたちには、大人になったときにいつでも「踊りたい」と
 思えるように地元の踊りを好きになってほしいです。

次ページに続くよ!


No.361 令和3年12月10日 発行(5)
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