能代のちから No.108

発行:No.364 令和4年2月10日 発行(2)

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能代のちから No.108
このコーナーでは、まちの元気さんを紹介します。

志保子だいこう
米屋志保子さん(44歳)
家事の手伝いや話し相手を希望する方は気軽に相談してください

●家事と傾聴の依頼を受ける
 昨年9月に家事代行業の会社「志保子だいこう」を立ち上げました。炊事や洗濯、買い物
断捨離の手伝いなどを行う「家事だいこう」と、悩みなどを友達のような立場で聴く「友達
だいこう」の2本柱で仕事を受けています。
●障がい分かり気持ちが楽に
 高校卒業後、仙台市の美容学校に進学し美容師として働き始めました。大好きな仕事でし
たが極度の手荒れのため美容師の道は断念。その後は、荷物の配達員や居酒屋店員など職を
転々としました。一つの仕事がなかなか続けられず40種類近く経験しました。双極性障がい
と診断されたのは33歳の時です。そう状態とうつ状態を繰り返す精神疾患です。同じ仕事を
続けられないことに悩んでいたので、それが障がいによるものだと分かり気持ちが軽くなり
ました。
●ネットからも家事代行依頼
 最近まで市内の会社で清掃員として働いていました。自分に合っていたようで6年近く続け
られました。この仕事を始めてから家事代行業の夢を思い描くようになりました。一歩踏み
出すきっかけとなったのが同じ志を持った人たちとの出会いでした。その一人が地域おこし
協力隊の鈴木保博さんです。サービス商材も販売できるネットショッピングの利点を活用し、
遠方から能代に暮らす家族の家事代行の依頼をサイトを通じて受ける「つながる秋田」を間
もなくスタートします。鈴木さんはとてもパワフルな方。始めたばかりですが楽しくなって
きました。
●得意を生かして
 コロナ禍でおうち時間が増え、家事の負担は増していると思います。大変なときは気軽に
相談してほしいです。また、障がいがある人にはこんなチャレンジャーがいることを知って
もらいたい。私は一つのことに打ち込むのは得意。その部分を生かそうと始めたのが家事代
行の仕事でした。障がいはデリケートな部分だけれど、元気に頑張っていこうと伝えたいです。

志保子だいこう 電話090-6621-1650


No.364 令和4年2月10日 発行(2)
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