能代のちから No.110

発行:No.368 令和4年4月10日 発行(2)

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能代のちから No.110
このコーナーでは、まちの元気さんを紹介します。

女性たちの晴れ舞台を感染症対策を整えてサポートします

県美容生活衛生同業組合能代支部 支部長
加藤 妙子 さん(62歳)

●嫁見まつりで着付けなど担当
 美容師としてヘアーサロン南通りを経営。県美容生活衛生同業組合能代支部の支部長も
務めています。支部では毎年「中の申祭(さるさい)嫁見まつり」の着付けやヘアメーク
を担当しています。新型コロナウイルスの影響により2年連続で中止を余儀なくされまし
たが、今年は5月21日(土)に開催されることが決まり参加者を受け付けています。
●美容師の技の競演
 嫁見まつりは、縁結びや良縁の神様が祭られている日吉神社に、花嫁姿の女性が末永い
幸せを祈ってお参りする祭りです。昭和の初めごろに、新妻や女児などが神社に参拝して
いた習わしが始まりといわれています。40年代からは結婚して1年以内の花嫁たちが現在
のように参道を歩くようになりました。当時は結婚式が毎週のように行われていたことも
あり、美容師たちが日ごろ磨いた腕を競い合う場でもあったそうです。平成19年から29年
までは柳町商店街を練り歩く花嫁道中も行われました。
●縁結びのご利益に驚き
 最近では、未婚女性の参加も増えました。その中で印象に残っているのが、両親に花嫁
姿を見せたいと参加した女性。結婚の予定はありませんでしたが、祭りの翌月、素敵な出
会いがあり、今はその方と結婚して幸せに暮らしているそうです。縁結びのご利益を強く
感じました。
●強くたくましい女性に
 祭りではワクチンの接種証明書の提出をお願いしたり、かつらでも着脱しやすい貼るマ
スクを用意したり感染症対策を万全に整えています。応募は少しずつ集まっています。コ
ロナ禍で参加を決めてくれたことに感謝していますし、家族の理解もとてもありがたいで
す。参加を決めた方々には、幸せになってほしいのはもちろん、この状況を乗り越え、強
くたくましい女性になってほしいです。


客には祭りと同じ貼るマスクの着用をお願いし、接客中も感染症対策に気を付けている
ヘアーサロン南通り 字寿域長根57-11 
TEL54-5532(嫁見まつり参加申し込み受け付け中)

嫁見まつり
期日 5月21日(土)
会場 日吉神社(御指南町3-24)
定員 先着15組
※「Kids着物行列」参加の子ども(先着10人)も募集中(レーヌ美容室TEL52-0623)


No.368 令和4年4月10日 発行(2)
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