年頭のごあいさつ

発行:No.385 令和5年1月1日発行(2)

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年頭のごあいさつ
能代市長 齊藤 滋宣

 市民の皆さま、あけましておめでとうございます。
 2023年の初春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
 旧年中は、市政の推進に格別のご協力とご理解を賜り心から感謝申し上げます。

 さて、昨年は新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたものの、オミクロ
ン株の流行などにより感染者数が多くなったこと、また、ウクライナ情勢を受けた物価、
燃料費の高騰により、市民の皆さまの生活、地域経済は大きな影響を受けました。本市に
おいては、独自施策として物価高騰により冷え込む消費の下支えにつなげるため、「エネ
ルギー・食料品価格高騰対応緊急助成金」により、市内全世帯に対し、1世帯当たり1万5千
円を助成しています。

 こうした中、3年ぶりの開催となるイベント、お祭りも多くありました。
 5月には、「能代カップ」が開催され、全国の強豪校同士によるレベルの高い試合が繰り
広げられました。能代科学技術高校に校名が変わってから初めての出場となり、貴重な経
験になったと思います。

 「のしろみなと祭り」を皮切りに、「港まつり能代の花火」、「こども七夕」、「天空
の不夜城」、「能代役七夕」と夏のイベントが続き、能代の街は熱気に包まれました。
「天空の不夜城」では、初の試みである一中若、二中若、能代科学技術高校の生徒の参加
により、祭りを大いに盛り上げていただきました。

 「きみまちの里フェスティバル、きみまち二ツ井マラソン」では、青果やそばなどの屋
台出店、ダンスや音楽により会場を盛り上げていただき、約1400人のランナーがきみまち
路を駆け抜けました。
 能代港港湾区域内に設置された20基の洋上風力発電設備が、昨年末、国内初の商用運転
を開始しました。
 風車タワーの据え付け工事が開始された昨年7月以降、日本初の洋上風力発電設備を一目
見ようと、全国各地から多数の方々が、視察に訪れています。今後も視察による来訪は続
くものと思われ、地域への経済波及効果については、建設・メンテナンスに留まらず、宿
泊や飲食業など、多方面にわたり表れはじめています。

 洋上風力発電事業は政府の掲げる「2050カーボンニュートラル」の実現のための切り札
と言われており、本市はその分野のフロントランナーとして、産業振興や、人材育成など
に取り組み、「エネルギーのまち」を推進するとともに、市民の皆さまにもメリットを感
じていただけるような取り組みを進めていきます。

 移住・定住に関する情報発信や、相談対応を行っている総合政策課人口政策・移住定住
推進室は年度内にイオンタウン能代へ移転いたします。本市の移住定住支援に関する情報
発信や、移住検討者ご本人、ご家族の方からの個別相談に対応いたしますので、お買い物
の際や、帰省の際、気軽にお立ち寄りいただきたいと思います。

 本市のまちづくりの指針として最上位に位置する第2次能代市総合計画は、今年度末をも
って前期計画期間が終了することから、令和5年度以降の後期基本計画の策定に取り組んで
います。

 策定にあたっては、市民アンケートを実施し、広く意見を伺ったほか、能代市総合計画
市民協働会議を設置し、市民、秋田大学の学生とともに作業を進めてきました。
 後期基本計画を基に、能代の優れた地域資源を生かし、市民の皆さまが希望をもって生
活できる環境、まちづくりを進めてまいりますので、引き続きご支援、ご協力を賜ります
よう心からお願い申し上げます。

 結びになりますが、皆さまにとりまして、幸多く、輝かしい一年となりますことを心か
らご祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。


No.385 令和5年1月1日発行(2)
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