団員数は減少の一途

発行:No.389 令和5年3月10日発行(7)

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団員数は減少の一途
 地域の安心安全のためさまざまな活動をしている消防団ですが、ここ数年団員数は減少
の一途をたどり、平成30年度の団員数が696人でしたが、令和4年度では653人となってい
ます。
 災害時などには、消防署員だけですべてのことに十分対応することができるとは限りま
せん。このようなとき、地域の事情に詳しい消防団が活躍しますが、このまま減少が続く
とその活動の低下が心配されます。
 近年は団員の仕事の形態が変わってきており、団員の7割を超える方が就業者となって
います。就業者は一般的に自営業の方よりは時間に都合をつけづらいため、参加できる活
動が限られることがあります。加えて勤務先が自宅から離れていることもあり、昼間の災
害発生時に地域での活動が思うようにできないことも心配されています。

団員確保に尽力
 団員の確保と活動しやすい環境づくりを消防団の最重要課題と位置付け、さまざまな取
り組みをしています。
 具体的には、昼間の火災や大規模な災害などの限定された活動にのみ従事する機能別消
防団員の導入や、団員の勧誘活動をしてもらう団員確保推進員の委嘱、広報紙でのPRや成
人式での募集チラシの配布、自治会や事業所などへの協力要請などです。
 また、消防団に積極的に協力している事業所や団体を認定し表示証を交付しているほか、
独自の報償金制度も設けています。


能代市少年消防団員を募集しています
 少年消防団は消火体験や応急手当体験などの活動を通じて、火災の現象や予防方法など
を学び、地域の方々や家族・友人などに火災予防の大切さを広めることを目的に活動をし
ています。団員になりたいとお考えの児童・生徒のお父さんやお母さんなどお気軽にご相
談ください。なお、活動日などは事前にお知らせします。

対象学年 小学4年生から中学3年生(能代市内在住の児童・生徒)
活動場所 能代消防署
※申込用紙は、防災危機管理室(能代消防署内)と地域局総務企画課にあります。

●活動の例
○小型動力ポンプを使用した放水訓練
○AEDを使用した救急救命講習
○出初式分列行進体験
○消防署見学や予防学習など


消防団協力事業所等の申請をお願いします
 団員の入団促進や消防団活動への配慮など、消防団に積極的に協力している事業所や団
体を協力事業所等として認定し、表示証を交付しています。

対象事業所等 法人または市内に住所がある個人事業主
要件 いずれかに該当すること
○従業員(学生)が、団員として3人以上入団している
○従業員(学生)の消防団活動について配慮している
○災害時に事業所等の資機材を消防団に提供するなどの協力をしている
○従業員(学生)による機能別分団などを設置しているなど
認定期間 原則、認定の日から2年間

3人以上団員がいる事業所等に報償金を支給します
要件 すべてに該当すること
○能代市消防団協力事業所等として認定を受けている
○消防団員を3人以上雇用(雇用保険の一般被保険者)しているなど
金額 消防団員である労働者(学生)1人につき1万円
※年度内1事業所上限額10万円
※詳細はお問い合わせください。


No.389 令和5年3月10日発行(7)
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