飼い主が気づいてあげることが大切です

発行:No.397 令和5年7月10日発行(3)

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飼い主が気づいてあげることが大切です
ペットの熱中症

熱中症の症状
・呼吸が荒くなる
・目が充血する
・舌の色が青紫色(犬)
・けいれんする
・ぐったりする
・首の皮膚をつまんでもすぐに戻らない

応急処置
・足や首の付け根を保冷剤などで冷やす
・常温の水を体にかける

症状が出たときは重症化している場合があります。
すぐに動物病院へ連絡し指示に従ってください。


ペットの熱中症について聞きました
お話を聞いた人 獣医師(獣医学博士) 西村 裕之さん
 犬や猫はヒトに比べて暑さに対する体温の調節ができにくいため、気温が25℃を超える
日が続くと、暑さが原因と思われる体調不良になることがあります。熱中症もその一つで、
高温多湿の環境に長時間いることで発症します。特に短頭犬種(チワワ、パグなど)や毛
の長い猫は暑さに弱く、基礎疾患(心臓病、腎臓病など)がある場合や高齢では熱中症が
重症化しやすいため、より一層の注意が必要です。
 異常にいち早く気づけるのは飼い主さんしかいません。大事なペットを病気から守るた
め、日ごろからその変化にしっかりと目を向けましょう。

意識をちょっぴり変えて熱中症予防
・暑くなる前に毛を短くカットしましょう。
・水分をしっかり取らせましょう。健康な場合、1日に必要な水分量(フード・飲み水を含
む)の目安は体重1kgあたり50〜60ml。
・散歩は涼しい時間帯に。なるべく日陰を歩きましょう。


No.397 令和5年7月10日発行(3)
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