販売額21億円達成に向けて

発行:No.403 令和5年11月25日発行(5)

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販売額21億円達成に向けて
 現在、白神ねぎは関東圏を中心に北海道や大阪府、愛知県などに出荷されています。関
東圏の取引市場は、当初の2カ所から7カ所に増加。出荷先が増えた理由について、JAあき
た白神能代営農センターの清水貴智センター長は「白神ねぎは品質が安定している。品質
が良いねぎが通年で入って来るという評判が広がり、取引する市場の数が増えました」と
話します。


白神ねぎ海外へ
 昨年8月〜12月には、初の海外輸出として台湾へ出荷されました。百貨店での販売のほか、
料理店に向けて業務用として納品。品質が高く評判も良いことから自信を持って顧客に提
案できると評価が高まっています。
 令和5年度はさらに台湾内でのシェア拡大を目指し、4月20日に春ねぎから出荷を開始。
10月までで毎週のように注文があるといいます。7年度には1万sの出荷が目標。輸出量の
拡大も進めていきます。
 平成27年から8年連続で達成している販売額10億円は、今年度も10月に達成。清水セン
ター長は「ねぎの生産者も増えている。今以上の品質を目指し、ロットの数も増やしてい
きたい。来年も達成できれば10年連続となり区切りが良い。念願の20億円達成と一緒にお
祝いしたい」と期待を込めます。


大雨被害と猛暑を乗り越えて
 販売額20億円達成が期待された今年は、7月の大雨に加え、記録的な猛暑がネギの生育に
暗い影を落としました。ねぎ部会の大塚和浩部会長は「特に猛暑の影響が大きかった。8月
まではまずまずの出来だったが徐々に生育不良になり、被害のピーク時で例年の3分の1か
ら半分程度まで落ち込んだ」と話します。
 全国的にねぎが不作となる中でも、白神ねぎは品質を維持しながら安定して出荷してお
り、各市場からの高い評価は変わりません。
 「農家さんたちが頑張ってくれました。抜き打ち検査の成果もあり、出来は年々良くな
っています。自然災害に打ち勝つのは難しいが引き続き対策を講じながら、全国で待って
くれているお客さんたちのもとへ自慢の白神ねぎを届けていきます(大塚部会長)」。


No.403 令和5年11月25日発行(5)
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