年頭のごあいさつ

発行:No.404 令和5年12月25日発行(4)

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年頭のごあいさつ
能代市長 齊藤 滋宣

 市民の皆さま、明けましておめでとうございます。
2024年の初春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は、市政の推進に格別のご協力とご理解を賜り心から感謝申し上げます。

 さて、昨年7月14日から17日にかけての大雨は、秋田県各地に大きな被害をもたらしまし
た。本市においても、床上浸水115世帯、床下浸水208世帯の方々が被災されたほか、農作
物や道路にも多くの被害がありました。改めて被災されました皆さまにお見舞い申し上げ
ます。
 この大雨被害に対し、個人、各企業・団体および銀河連邦構成市町の皆さまからは、寄
附金や物資の提供など、多くのご支援をいただいております。この場をお借りして、深く
感謝申し上げますとともに、一刻も早い復旧・復興に向け、全力で取り組んでまいります。

 こうした中、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類へと移行したことを受け、
各イベント、祭りが通常開催となり、ようやく以前のにぎわいが戻ってきた年でもありま
した。
 7月には、「のしろみなと祭り」が開催され、海上自衛隊の護衛艦「のしろ」が初入港し、
艦内の一般公開を行っていただきました。母港である佐世保基地以外での一般公開は初め
てということで、当日は大変多くの方にご来場いただきました。能代港は今年、関税法上
の開港50周年を迎えるため、より一層、皆さまに楽しんでいただけるイベントとなるよう、
準備を進めてまいります。

 道の駅ふたついは移転オープン5周年の年であったほか、来場者数500万人を達成した年
でもありました。
 2018年の移転オープン以来、常時多くの人でにぎわっており、今や二ツ井地域に欠かせ
ない物・人・情報の拠点施設であります。また、隣接する「米代川二ツ井地区河川防災ス
テーション」が、災害時と平時両面の機能を併せ持ち、地域活性化やにぎわいの創出に寄
与することが期待される施設として、国土交通省が新たに設けた「MIZBE(みずべ)ステー
ション」に全国で初めて登録されております(全国で11カ所登録のうちの1つ)。

 2022年に公開され大ヒットした映画「THE FIRST SLAM DUNK」の影響により、能代バスケ
ミュージアムへの来館者数が10月末時点で例年の約3倍となっており、8月には3千人を超え
る方々が来館し、海外からも数多く能代を訪れていただいております。また、当館で販売
しているバスケコートを模した秋田杉のプレートは、生産が追い付かない盛況ぶりだと伺
っております。
 この機を逃さず、市が掲げている「バスケの街のしろ」のさらなる推進、プロモーショ
ンを強化していき、継続的に能代を訪れていただけるようなまちづくりを進めてまいりま
す。

 子ども館の1階展示室がリニューアルオープンし、「ノビシロ宇宙ラボ」として生まれ変
わりました。大型ネット遊具、人工衛星などについて学べるタッチモニター、重さのない
世界や空気が薄い世界を体感できる実験装置などを設置しております。2階展示室ではロケ
ットの歴史や仕組みが学べ、ロケット部品や探査機などの実物・模型を設置しているほか、
1階入口には再使用ロケット実験機の実物が出迎えています。これまでより子どもも大人も
楽しめる施設となりましたので、ぜひ一度、足を運んでいただきたいと思います。
 2024年も能代の優れた地域資源を生かし、特色あるまちづくりを進めるとともに、市民
の皆さまが安全・安心に生活できる環境を整えてまいりますので、引き続きご支援・ご協
力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 結びになりますが、皆さまにとりまして、幸多く、輝かしい一年となりますことを心か
らご祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。


No.404 令和5年12月25日発行(4)
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