ふるさと紹介(249)
発行:No.1071 平成17年4月28日発行(8)
ふるさと紹介(249)
バンド活動を楽しむ人たち
〜バンド活動している人ってかっこいい!!〜
市民リポーター 見上淳子、田村雅子
幼いころから好きで続けてきた楽器。プロ顔負けの技術を持つ人たちが、仕事を持ちながら仲間たちとバンド活動をしています。
中学・高校のころは、何か楽器をやってみたいという人がけっこういるように思います。社会人になっても続けている人たちを取材してみました。
レッドブーツ
「メンバー4人は全員能代市出身!」おのおのの仕事を終えて午後7時過ぎ、自分の楽器を持って青少年ホームの音楽室へ集まってきます。
高校の時からの音楽仲間で、10時まで借りて練習します。
青少年ホームの音楽室でガンガンと迫力ある音楽を演奏している30代の皆さんです。
仕事の都合で比内町から来る人もいるため、遅くになってやっとメンバーがそろいます。
演奏する曲は、洋楽のハードロックで、耳で覚えて自分たちなりにアレンジします。
演奏にはパソコンも参加
エレキギター2本、ドラム、ボーカルという構成です。メンバーが少ないので、足りない楽器のベースやキーボードなどはパソコンに入力し、パソコンが演奏に参加して手伝ってくれます。
すぐ近くで演奏を聴かせてもらいましたが、生演奏の迫力にはまってしまいそうでした。
バラードが個人的に好きですがハードロックも魅力的です。
機械によって、音の不足分は補えても、やっぱりメンバーを増やして生の楽器で演奏したいというのが本音のようでした。
演奏会に参加
頭にインプットされている曲は30〜40曲ぐらいありますが、楽譜をみないで演奏します。
昨年は「ホットスプリングパーティー」で演奏しました。声がかかれば出演する準備はできているそうです。
そういう機会がたくさんあって、わたしたちを楽しませて欲しいと思いました。
フラッシュの活動風景
さまざまな場所で演奏しています!
フラッシュ
結成して20年以上になるバンドです。リーダーの九嶋さんに話を聞きました。メンバーは8人で、担当はキーボード、トランペット2人、ドラム、ベース、ギター、ピアノ、パーカッションです。
基本的にジャズバンドですが、歌謡曲などなんでもできます。200曲ぐらいレパートリーがあります。
譜面はピアノ担当の人が作成し、自分たちなりにアレンジして演奏します。
ボーカルがいない演奏のみのバンドなのでバックバンドとしても活動でき、イベントには声がかかることもあるそうです。
練習場所は特にないので、それぞれ楽譜をみて覚え、本番前に2、3回合わせます。
練習場所に楽器を置いたままにできればいいけど、移動のたびに運んで設置しなければならないので、それが一番大変だと話していました。
能代にライブハウスがあれば!
今、能代にはジャズのライブハウスもジャズ喫茶もありません。九嶋さんや仲間たちはライブハウスがぜひ欲しいとのことです。ファンもきっと同じ気持ちなのではないでしょうか?
昭和54年頃には、能代にも演奏する場所があって、バンドのメンバーが外で順番待ちしている光景も見られたそうです。
演奏する場がたくさんあれば、もっとバンド活動が活発になるのではと話していました。
取材を終えて
初めて近くで生の演奏を聴いて驚いたことは、楽譜がないことでした。一人ひとりの個性がぶつかって一つの音楽ができます。楽しさ、喜びを感じることができました。
自由に楽器を奏でることができ、うらやましく思いました。
社会人になって仕事を持った人たちが、共通の趣味である音楽を通じて交流し、演奏する。それで仕事のストレスを解消し、息抜きもでき、何より楽しいということが、続けてこられた理由のように思います。
仕事仲間とは別に、バンド仲間には何か特別なつながりがあるのではと感じました。
No.1071 平成17年4月28日発行(8)
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