今年度から国保税率の見直しを検討

発行:No.1072 平成17年5月12日発行(14)

今年度から国保税率の見直しを検討
〜このままでは医療費の支払いが困難です〜
国保財政は大変厳しい状況になっています

 国民健康保険制度は、国・県の支出金と被保険者の皆さんに納めていただく国保税などでまかなわれています。近年、被保険者の増加などにより医療費は年々増加しています。このため、国・県の支出金や国保税などではまかないきれない分を財政調整基金を取り崩して運営してきましたが、財政調整基金も底をついてしまいました。
 国民健康保険は「助け合い」の制度です。国保財政の厳しい現状をご理解いただき、加入者の皆さんが制度を活用し、健康で明るい生活が送れるよう、ご協力をお願いします。改正内容については、16年度決算などの状況を見極め、6月議会へ提案する予定です。

被保険者数と保険給付費の状況(一般分)
 被保険者が年々増え続けているため医療費も伸びています。これに対し、所得の伸びは減少傾向にあるため国保税は横ばいとなっています。

財政調整基金残高の状況(単位:千円)
 財政調整基金は国保事業の費用に不足が生じた場合の財源に充て、健全な運営を図るために設置されています。市では財源の不足について、今まで、基金を取り崩して対応してきましたが、17年度予算でほぼ全額取り崩し、基金残高が底をついた状態となっています。このため、国保事業の健全な運営を図ることが難しい状況です。

No.1072 平成17年5月12日発行(14)

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