はじめよう協働のまちづくり No.9

発行:No.1081 平成17年9月22日発行(14)

はじめよう協働のまちづくり No.9

桧山のまちづくり
みんなの力で環境改善

 桧山地域には、中世から近世にかけての史跡や建築物など多くの歴史資源が残されています。これらを守り伝えながら、特色のある地域づくりを行っていこうと桧山地域まちづくり協議会では、住民の手によるまちづくりが進められています。9月3・4日の両日には、総勢32人の参加により今年度のまちづくり事業計画に盛り込んでいた2カ所の環境整備を実施しました。
多宝院「初期消火用ため池の改修」
 県の文化財に登録されている多宝院では、火災が生じた場合、消防車が到着するまでの間の消火用水が十分でなく、課題とされていました。多宝院本堂横にはかつて農業用水として利用されていたため池があります。この池を補修して初期消火用の水源を確保することにしました。作業当日は雨で地面がぬかるんでいましたが、地元の建設業に精通した人を中心に参加者みんなの協力のもと、排水機能を完備した立派なため池に生まれ変わりました。
多賀谷氏居館跡入り口「雨による悪路を解消」
 桧山の来訪者の散策コースの一つとなっている多賀谷氏居館跡入り口は、雨が降ると道がぬかるみ、しばらくその状態が続きます。そこで道の両側にある既存の側溝を延長させ、ぬかるみを解消することにしました。現場は道が狭く、重機が入れないため、30キロほどある側溝を手で運ぶなど作業には困難も生じましたが、苦労の末に設置した側溝の効果で、今後、雨による悪路は解消されることになります。

No.1081 平成17年9月22日発行(14)

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