市議会9月定例会が開会

発行:No.1081 平成17年9月22日発行(2)

市議会9月定例会が開会
市長提案説明要旨

 市議会9月定例会は、9月6日に招集され、9月21日までの会期で開催されました。定例会初日に行われた市長提案説明の要旨をお伝えします。

二ツ井町との合併
 7月1日に第8回、8月23日に第9回と合併協議会が開催され、地方税の取り扱い、環境対策事業、建設関係事業、新能代市行政組織、地域自治区の設置に関する協議書について報告、了承されました。また、8月末を期限に募集していました新能代市の市章デザインについては、1403点の応募がありました。9月12日に選考委員会を開催し、市章候補作品5点を選考することとしています。

アスベスト問題
 市では、相談窓口を設置するとともに、学校、保育所など398のすべての施設で使用実態調査を行いました。
 施設での使用実態調査の結果、文化会館や終末処理場など4施設でアスベストが含まれているか不明な吹付けロックウールの使用が確認されましたので、分析調査を依頼しています。そのほか、家庭から一般廃棄物として排出されるアスベストについては、市が戸別収集して埋め立て処理することとし、準備が整い次第実施します。

まちづくりについて
 8月9日に、(仮称)東能代地域まちづくり連絡協議会立ち上げのための準備会が開催されました。住民主体の協働のまちづくりに取り組んでいくことで合意し、機織地区、鰄渕地区、道地地区、扇田地区の代表者が集まり、望ましい組織体制や取り組むテーマの検討を行っています。今後、準備会を重ね、(仮称)東能代地域まちづくり連絡協議会の立ち上げを目指しています。
 8月19日、「能代まちづくり市民会議」が、より広範な市民各層の参画を得て、まちづくりをバックアップする組織として設立されました。
 市としては、市民の自発的な活動を大切にし、市民と積極的に意見を交わしながら協働と納得のまちづくりを進めてまいりたいと考えています。

能代港の利活用を促進
 8月8日、能代港湾振興会の設立総会を開催しました。今後は県北地域が一体となって能代港の利活用を促進し、地域経済の振興を図ろうとするものです。有益で実効性のある事業展開を図っていきたいと考えています。

国勢調査
 国勢調査が10月1日を基準日として全国一斉に実施されます。調査の結果は、国および地方自治体の各種行政施策の基礎資料となります。市民の皆様にも調査の趣旨をご理解いただき、ご協力をお願いします。

介護保険法改正
 在宅と施設の利用者負担の公平性を図るため、介護保険法が改正され、17年10月から居住費および食費が保険給付の対象外とされます。市が設置しているデイサービスセンターでは、1食あたり390円を利用者から負担していただくこととしています。

能代産廃問題
 7月19日、処理水放流管が自動車事故により一部破損しました。処理水の一部が農業用の用排水路に流出したため、県では処置を行うとともに、水質調査を行いましたが水質に異常はなく、7月28日には修理を終え、29日から処理水放流を再開しているとのことです。また、地元住民団体と市の立ち会いのもと、処分場調査が行われました。調査は8月中旬で終了、調査結果は10月までに取りまとめるとのことです。市としては、環境対策協議会で地元住民の皆様とともに十分協議、検討してまいります。

能代宇宙イベント
 8月10日、浅内鉱さい堆積場跡地を会場に開催されました。東海大学をはじめ11の大学などから学生約140人が参加し、ハイブリットロケットの打ち上げ、カムバックコンペなどの競技が行われ、子供たちによるモデルロケット打ち上げ体験なども行われました。イベントを通じ、能代のPRや新たな交流の基盤ができたとともに、参加した子供たちにとっても宇宙への夢を育むよい機会になったと考えています。能代宇宙イベント協議会では来年度以降も開催したいとの考えですので、市としても協力をしていきたいと考えています。

自殺予防対策
 本市の自殺率は、平成7年以降10年連続で全国第1位となっている秋田県の中においても上位にあることから、心の健康づくり事業として、保健推進員研修会や健康教室、健康展などで自殺予防に対する正しい知識の普及啓発に努めています。9月5日には、文化会館において「自殺予防シンポジウム」を開催し、市民の理解を深めたところです。今後も県と連携を図りながら自殺予防対策に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

小友沼
 小友沼地区の県営ため池等整備事業については、着工前の調査で浚渫工事の難航や浚渫による環境への影響を配慮して見直すこととしています。
 変更後の工法では、ため池の浚渫は行わず、堤体盛土用の土砂は購入土を予定しており、今年度は、堤体工などの実施設計にとどめ、本格着工は平成18年度以降としています。
 また、小友沼及び周辺環境保全構想については、説明会や意見募集を行いました。現在、皆様からいただいた意見を整理し、農業関係者、地域住民、環境保全活動団体など関係の方々と話し合いを進めているところです。

水稲の作柄について
 5月下旬からの好天により回復し、8月15日現在の県北の作柄概況では「平年並み」となっています。
 また、注意報が発令されたカメムシの防除対策については、市と関係機関が連携し農業指導情報などによる周知をしているほか、関係団体や農家でも適切な防除に努めています。

夏のイベント
 7月23日の「能代港まつり花火大会」と23日、24日の「のしろみなとまつり」を皮切りに、8月1日に「けやき公園七夕まつり」、3日には「こども七夕」、6日、7日に「役七夕・シャチ流し」と続きました。昨年に続き開催された花火大会では、10万人の人々が夏の夜空の大競演に酔いしれました。

能代フィルムコミッション
 7月20日、全国フィルムコミッション連絡協議会に登録され、その後、協議会を通して、幕末時代の日本のシーンを撮れる東北のロケ地としてどうかなどの照会もありましたので、情報提供などに努めてまいります。現在、能代フィルムコミッションでは、11月の第1回フォトコンテストに向けて映画やテレビ番組、CM撮影のロケーションとして使ってもらいたい能代山本周辺の風景を募集しています。

渟城3校統合2校新設準備会
 8月29日に第3回目の会議を開催し、主に3校統合に伴う交流事業や新設2校の校名の決め方について話し合われました。交流事業については、今年度は各校の既存の行事を活用し実施することとし、今後具体的に実施方法を詰めてまいります。また、校名の決め方については、関係校のPTA、同窓会、児童・教職員や学区内の自治会からも意見をいただき、準備会で集約することとしました。今後、今年度中の決定に向けて作業を進めてまいります。

高等学校の再編について
 第5次秋田県高等学校総合整備計画後期計画が策定され、7月22日に公表されました。今後、統合により能代商業高等学校を含むことになる高等学校について、県教育委員会との協議を進めていくことになります。今月中には、県と本市による検討組織を立ち上げたいと考え調整中です。

生涯スポーツの普及・振興
 生涯スポーツの普及・振興を図るため、9月11日、12日の2日間、落合地区のマレットゴルフ場において、全国10都県から200人の参加を得て厚生労働大臣杯第9回日本マレットゴルフ全国大会が開催されることとなっています。
 また、子供から高齢者まで好評を得ているニュースポーツのフライングディスク交流大会は10月に風の松原周辺で、ユニカール普及交流大会は12月に総合体育館を会場にそれぞれ開催することにしています。

秋田わか杉国体・秋田わか杉大会
 秋田わか杉国体能代市実行委員会は、7月29日開催の第2回総会において、「秋田わか杉国体・秋田わか杉大会能代市実行委員会」に名称を変更いたしました。また、組織を充実するため、顧問、委員を増員し、これまで27名で組織していた実行委員会を88名に増員しました。さらに、実行委員会の中に、新たに障害者スポーツ専門委員会を立ち上げたところです。

No.1081 平成17年9月22日発行(2)

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