はじめよう協働のまちづくり No.10

発行:No.1083 平成17年10月27日発行(18)

はじめよう協働のまちづくり No.10

住民主体のまちづくりから
災害時に地域を守るご近所のネットワーク〈上町の取り組み〉

 上町自治会では、昨年、市と住民が一緒に地域の除排雪を考える会議のモデル地区になり、除排雪の問題に地域をあげて取り組みました。それを契機に、地域のコミュニティが高まり、生活環境について住民の皆さんで話し合ったところ、町内には高齢者が多く、災害時の行動について不安があるという意見がありました。
 そこで上町自治会では、9月25日(日)、消防署など市の協力を得ながら、震度6の地震が発生したと想定して、防災訓練を行いました。この日を迎えるに当たり自治会では、町内を8つのブロックに区分けし、それぞれに防災責任者を決めたほか、ブロックごとの一時避難所の設定や近隣への声掛け体制の整備を3カ月間かけて話し合ってきました。
 最終避難場所である『サンピノ』にはブロック単位で住民の皆さんが続々と集合。訓練終了後には実際に動いてみて気がついたことを意見交換し、今後の活動に役立てていくとともに、災害時の地域コミュニティの重要性を再認識しました。
参加者の声
「今回の防災訓練でも、『今度はこうしてみよう』など次の活動につながる前向きな意見が、住民から出てきています。
除雪や防災などの取り組みを通じて、徐々に地域の一体感が生まれ、今後、住民みんなが地域の課題を考える基礎ができてきたように思います」

No.1083 平成17年10月27日発行(18)

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