17年度 市民意識調査の結果概要 その2

発行:No.1083 平成17年10月27日発行(4)

17年度 市民意識調査の結果概要 その2

前回に引き続き、市民意識調査の結果を公表します。
今回は、「公共交通」、「循環型社会」、「風の松原の利用」についてです。
調査対象:満18歳以上の男女1,000人
抽出方法:住民基本台帳から年代別無作為抽出
調査方法:郵送による回答方式
調査期間:7月8日〜7月22日
回収率:44.8%(448人)

公共交通について
○買い物や通院などで外出(市内の移動)するとき、主にどのような交通手段をとりますか?
自家用車(家族や友人の車に同乗する場合を含みます)80.0%
自転車 11.1%
徒歩 3.8%
バス 2.9%
タクシー 1.8%
不明 0.4%
 外出するときの主な交通手段は、大半が自家用車となっています。
 市民生活において、自家用車はなくてはならないものになっている一方で、バスなどの公共交通は大変厳しい状況にあることを示しています。

○本市の公共交通を充実させていくためには、どのような取り組みが必要と思いますか?
市街地巡回バス(はまなす号)を拡充して利便性を向上させる 41.5%
バス路線を再編して、利便性を向上させる 23.9%
新たなバスや乗り合いタクシーなどの公共交通システムを作る 14.0%
現状のバス路線を維持すればよい 8.7%
不明 6.4%
その他 5.5%
 はまなす号の拡充をはじめ、公共交通の利便性向上に対する需要が高くなっています。
 高齢化社会や環境問題に対応するためには市民のニーズに沿いながら、暮らしを支える公共交通を充実させていくことが必要になります。

循環型社会について
○ごみ問題にどの程度関心がありますか?
ある程度関心がある 55.9%
非常に関心がある 31.3%
あまり関心がない 8.4%
不明 2.0%
分からない 1.3%
まったく関心がない 1.1%
「非常に関心がある」、「ある程度関心がある」の合計は87.2%となっており、市民に身近な問題であると考えられます。年齢が若くなるほど関心の度合いが低くなる傾向があります。また、ごみ問題への関心の高さとごみの減量に向けた行動に関する相関関係は低く、実践することの難しさがあるのではと考えられます。ごみ問題への認識が直接行動に結びつくような、施策を充実させていくことが必要と考えます。

○循環型社会へ移行していくことについて、どう思いますか?
生活水準を落とさない範囲で、循環型社会に移行すべきである 38.6%
生活水準が多少落ちることになっても、循環型社会へ移行すべきである 23.9%
生活水準が落ちることにはならないので、循環型社会へ移行すべきである 23.1%
分からない 8.6%
生活水準を落としてまで、循環型社会は受け入れられない 2.9%
不明 2.0%
その他 0.9%
※生活水準=物質的な豊かさや便利さ
「移行すべきである」との回答合計は、85.6%で、ごみ問題への関心がある人の合計と近い数値です。ごみ問題への関心の高い人ほど、「移行すべきである」との回答が高い傾向があります。
※市では、循環型社会の形成について、市民意識調査とは別に独自のアンケートを実施しました。今回の調査も含め、その結果などについて、今後の広報で詳しく掲載する予定です。

風の松原の利用について
○風の松原をどのくらい利用しますか?
ほとんど利用しない 48.8%
年に1回程度 20.6%
月に1回程度 10.9%
今後利用したいと思う 8.9%
週に1〜3日 5.3%
不明 2.4%
ほぼ毎日 1.3%
その他 1.1%
週に5日程度 0.7%
 風の松原をほとんど利用しないが半分近くとなっています。 
 年に1回程度の利用は約20%で、市民があまり利用していない現状となっています。

○風の松原をどのような目的で利用しますか?(複数回答)
ウオーキングまたはジョギング 22.0%
憩いの広場の利用 12.2%
自然観察 7.3%
サイクリング 2.0%
その他 2.0%
 利用目的としては「ウオーキングまたはジョギング」が多くなっています。
 自然と健康をキーワードに市内外へPRすることが大事です。

自由記述欄に寄せられた意見をいくつかご紹介します
◆能代に転入してきましたが、子どもを気軽に預かってもらえる機関が少ないと感じています。家計が苦しいので働きたいと思っていますが、なかなか働けない現状です。しっかりとした子育て支援をお願いします。

 乳児保育、延長保育、障害児保育など保育施設でのサービス充実を図り、一時保育事業、子育て支援センター事業などの在宅児童を対象とした事業もさらに充実させていきたいと思います。子育て家庭が必要とする支援は、それぞれの家庭事情に合うような個別のものに変わってきていると感じております。
 今後は、こうした皆さんの意見をもとに、子育て家庭それぞれの声に対応できるシステム作りが大切です。子育て家庭の情報交換ができる場の提供などを検討し、子育て家庭の不安や負担を軽減するとともに子育てに喜びを感じてもらえるよう、事業を実施していきたいと考えております。
ふれあい福祉係 電話89―2153

◆遊具などが老朽化してきている公園があります。公園の整備や清掃を定期的に行い、子どもたちが安全に使えて、楽しく遊べるようにお願いします。

 市では、これまで設置した遊具の点検を行っていますが、老朽化した遊具の多さや、近年の財政状況から、すぐに更新ができない状況となっています。
 古くなった遊具は、安全性を重視した修繕や撤去することで、対応しておりますので、ご理解をお願いします。
 公園の清掃や草刈りなどについても、定期的に行ってはおりますが、不具合など、お気付きの点がございましたら、担当まで連絡くださるようお願いします。 公園緑地係 電話89―2198

◆下水道整備される場所は、1年ごとに決めているのか、それとも何年か先まで予定を組んでいるのか教えてください。自分の住んでいる場所が、いつ整備されるのか気になるので、分かるようにしてください。

 下水道事業は、下流部から上流部に向かって整備を進めており、現在整備中の長崎地域では、この先5〜6年での完成を目指しています。
 また、二ツ井町との合併後には、両市町の事業を調整する形の、新たな生活排水処理事業に関する計画を策定する予定です。
 これまでは計画の内容をお知らせしていませんでしたが、新たな計画を策定した際には、ホームページなどでお知らせしていきます。現在の状況については電話などで問い合わせください。
下水道係 電話89―2202

◆図書館で行われている幼児向けの読みきかせは、午後のため、子どものお昼寝タイムと重なってしまいます。平日・休日どちらでもいいので、午前中もしてほしいと思います。

 月例のおはなし会は、ボランティアグループ「ホワイトブックス」の皆さんが、毎月第4土曜日の午後2時から開催しているものです。
 小学校低学年を対象に始まったおはなし会も、最近は参加者の低年齢化が目立ちます。そのため当日の参加者の年齢を見て、お話をするというように新たなチャレンジを始めております。
 おはなし会の時間帯については、「ホワイトブックス」の皆さんとも相談しながら検討したいと思います。 図書館 電話54―1114

No.1083 平成17年10月27日発行(4)

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