くらしのガイド

発行:No.1089 平成18年2月9日発行(13)

くらしのガイド

『昭和24年大火の日』防火行事
 2月20日(月)は、『昭和24年大火の日』です。今年で57年目を迎え「大火の日」も風化しようとしている昨今、火災に対する認識を新たにし、警火心の高揚と火災予防の徹底を図り、防火体制を整えることを目的に、防火行事を行います。
サイレン吹鳴 2月19日(日) 午後9時
消防署・消防出張所・消防団で一斉に10秒間吹鳴します。
広報・警戒巡回
消防団…2月19日(日) サイレン吹鳴と同時に警戒巡回
消防署・各消防出張所車…2月20日(月)
指令広報車:午前7時、午後2時・5時・10時(4回)
消防出張所車:午前9時、午後2時・7時(3回)
実設訓練 2月20日(月) 午前10時〜
 住宅密集地火災で延焼拡大を想定した訓練を実施します。
のぼり・吹き流しの掲出 2月20日(月)
 火災予防組合・婦人防火クラブではのぼり・吹き流しを掲出して市民の警火心を喚起します。
≪火の用心5つのチェックポイント≫
○石油ストーブの給油は、必ず火を消してから行いましょう
○給油の後は、燃料タンクのキャップをきちんと締めたか確認しましょう
○洗濯物をストーブの上で乾かすのは絶対にやめましょう
○天ぷら料理中コンロのそばを離れるときは、たとえ短い間でも必ず火を消す習慣を身につけましょう
○子供にはマッチやライターで遊ばせないようにしましょう

−昭和24年大火の概要−
出火時間
午前0時35分頃(20日)
鎮火時間
午前8時頃(20日)
出火場所
清助町新道(現在の浜通町)
焼失区域
中央官公庁街・商店街の大部分ならびに材木工場街外・住宅街の東西約1,500メートル、南北約800メートル、面積825,000平方メートル◎旧市内街区の北側約40パーセント
焼失建物
2,238棟
罹災世帯
1,755世帯
罹災人員
8,790人
損害額
3,025,900,000円
死者
3人
傷者
重傷15人、軽傷250人
気象
風向:出火当時 西
1時半より 北西
4時より 西
風速:出火当時 13メートル
最大 18メートル
突風 20メートル
(0時〜7時)
湿度 48パーセント
温度 5℃

 昭和24年大火の起こった2月20日ごろは、暖かい日が続き、雪がなく春先のような天気が続いていた。前日19日は暖冬の中では比較的寒く、夕方からは強い西風が吹いていた。
 当時能代は道幅が狭く、木造家屋が密集していた。火は、風向きが何度も変わる強風によって燃え広がった。
 7時間以上燃え続け、住宅街・官公庁・商店・木材工場など市街地の約3割を焼失。
※木都能代は「火事の町」として知られ、100戸以上を焼失した大火だけでも、江戸時代に8回、明治から昭和20年までに19回記録され、その8割が11月から5月までに起きている。冬の季節風、春はフェーン現象が発生しやすい気象条件が原因になっている。
問合せ 能代地区消防署 電話52−3311

No.1089 平成18年2月9日発行(13)

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