○能代市保坂福祉会館条例

平成18年3月21日

条例第107号

(設置)

第1条 保坂民治氏の寄附の趣旨に基づき、老人福祉の向上を図るため、保坂福祉会館を設置する。

(名称及び位置)

第2条 保坂福祉会館の名称及び位置は、次のとおりとする。

名称

位置

保坂福祉会館松寿園

能代市追分町4番26号

(使用者の範囲)

第3条 保坂福祉会館松寿園(以下「松寿園」という。)を使用できる者は、おおむね60歳以上の者とする。

2 市長は、前項に規定する以外の者であっても、管理運営上支障がないと認めるときは、会議室を使用させることができる。

(使用の許可)

第4条 松寿園を使用しようとするときは、あらかじめ市長の許可を受けなければならない。

2 市長は、前項の許可を与える場合において、松寿園の管理上必要な条件を付することができる。

(使用の制限)

第5条 市長は、次の各号のいずれかに該当するときは、松寿園の使用を許可しない。

(1) 使用の目的又は内容が、公の秩序を乱し、又は善良な風俗を害するおそれがあると認められるとき。

(2) 松寿園の管理上支障があると認めるとき。

(3) 前2号に掲げるもののほか、使用させることが適当でないと認めるとき。

(使用料)

第6条 松寿園の使用の許可を受けた者(以下「使用者」という。)は、別表に定める使用料を納付しなければならない。

2 使用料は、松寿園の使用を許可するときに徴収する。ただし、市長が特別の事由があると認めるときは、後納させることができる。

(使用料の減免)

第7条 市長は、特別の事由があると認めるときは、使用料を減額し、又は免除することができる。

(使用料の不還付)

第8条 既納の使用料は、還付しない。ただし、使用者の責めによらない事由により使用を中止したとき、又は市長が特別の事由があると認めるときは、その全部又は一部を還付することができる。

(使用許可の取消し等)

第9条 市長は、次の各号のいずれかに該当するときは、使用の許可を取り消し、又は使用を停止し、若しくは制限することができる。

(1) この条例又はこの条例に基づく規則等に違反したとき。

(2) 使用許可の条件に違反したとき。

(3) 災害その他の事由により松寿園を使用させることができなくなったとき。

2 市は、前項の規定により生じた損害については、その責めを負わない。

(使用権の譲渡等の禁止)

第10条 使用者は、使用の権利を譲渡し、又は転貸してはならない。

(損害賠償の義務)

第11条 使用者は、松寿園の施設又は設備等を損傷し、又は滅失したときは、速やかにその損害を賠償しなければならない。ただし、市長が特別の事由があると認めるときは、この限りでない。

(指定管理者による管理)

第12条 市長は、松寿園の管理を地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第3項の規定により、法人その他の団体であって市長が指定するもの(以下「指定管理者」という。)に行わせることができる。

(管理の基準)

第13条 指定管理者は、この条例に定めるもののほか、使用時間及び休館日に関する基準その他の規則で定める管理の基準に従って松寿園の管理を行わなければならない。

(指定管理者が行う業務)

第14条 指定管理者は、次に掲げる業務を行うものとする。

(1) 松寿園の使用許可、使用の制限及び使用許可の取消し等に係る業務

(2) 松寿園の施設及び設備の維持管理に係る業務

(3) 前2号に掲げるもののほか、松寿園の管理に関し市長が必要と認める業務

2 第12条の規定により松寿園の管理を指定管理者に行わせる場合における第3条から第5条まで及び第9条の規定の適用については、これらの規定中「市長」とあるのは、「指定管理者」とする。

(利用料金の収受)

第15条 市長は、地方自治法第244条の2第8項の規定により、松寿園の利用に係る料金(以下「利用料金」という。)を当該指定管理者の収入として収受させることができる。

2 前項の利用料金の額は、別表に掲げる額の範囲内において、指定管理者があらかじめ市長の承認を得て定めるものとする。

3 利用料金は、松寿園の使用を許可するときに徴収する。ただし、指定管理者が特別の事由があると認めるときは、後納させることができる。

(利用料金の減免)

第16条 指定管理者は、市長が特別の事由があると認めるときは、利用料金を減額し、又は免除することができる。

(利用料金の不還付)

第17条 既納の利用料金は、還付しない。ただし、使用者の責めによらない事由により使用を中止したとき、又は指定管理者が特別の事由があると認めるときは、その全部又は一部を還付することができる。

(委任)

第18条 この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

(施行期日)

1 この条例は、平成18年3月21日から施行する。

(経過措置)

2 この条例の施行の日(以下「施行日」という。)の前日までに、合併前の能代市保坂福祉会館設置条例(昭和55年能代市条例第5号。以下「合併前の条例」という。)の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、この条例の相当規定によりなされたものとみなす。

3 施行日の前日までに合併前の条例の規定により松寿園の管理を委託している場合は、地方自治法の一部を改正する法律(平成15年法律第81号)の施行の日から3年を経過する日(その日前に同法による改正後の地方自治法第244条の2第3項の規定により当該施設の管理に係る指定をした場合は、当該指定の日)までの間は、なお合併前の条例の例による。

(令和3年6月24日条例第18号)

この条例は、公布の日から起算して6月を超えない範囲内において規則で定める日から施行する。

(令和3年規則第31号で令和3年8月1日から施行)

別表(第6条関係)

(令3条例18・一部改正)

区分

1時間につき

冷暖房使用時については1時間につき次の金額を加算する。

第3条第1項の規定による使用者

第一会議室

60円

50円

第二会議室

60円

50円

教養娯楽室

60円

50円

大広間一

60円

50円

大広間二

60円

50円

第3条第2項の規定による使用者

第一会議室

130円

50円

第二会議室

130円

50円

備考 使用時間に1時間未満の端数があるときは、当該端数を1時間として計算する。

能代市保坂福祉会館条例

平成18年3月21日 条例第107号

(令和3年8月1日施行)