令和2年度能代市青少年健全育成活動方針

~家庭・学校・地域の力で青少年を育みます~

1 基本方針

 能代市の将来を担う青少年を健全に育成するためには、青少年が規範意識をもち、市民の一員として自覚と誇りがもてるよう、家庭・学校・地域が一体となって成長を支えていく必要があります。

 家庭では、愛情をそそぐことで心身の健康を育み、学校では、授業や様々な体験活動を通して学力や社会性、就労意欲を高める必要があります。また、地域においては非行防止や有害環境からの保護に努め、ボランティアや世代間交流の機会を提供することで、青少年の自立・成長を促すことが求められています。

 そして、それぞれが連携し情報を共有しながら、市民全体で健全育成に取り組んでいきます。

2 目標

(1) 心とからだの健康づくりの推進

    青少年の心とからだの成長のため、健康で安心できる生活基盤・支援体制の整備に努めます

(2) 社会への参加機会の拡充

    様々な体験を通して学びの機会を提供し、青少年の自立を支えます

(3) 健全な社会環境づくりの推進

    青少年の成長のため、居場所づくりや非行防止・有害環境からの保護に努めます

(4) 家庭・学校・地域・職場・関係機関との連携強化

    青少年の健全育成のため、社会全体で取り組むことに努めます

3 重点的な取組

~家庭での適切なインターネット利用を推進しましょう~

 SNSやネットゲーム等が生活の一部として深く浸透し、他者と簡単につながることができるようになっています。それに伴い、青少年がSNSをきっかけに犯罪に巻き込まれる事件の発生や、昼夜逆転による生活の乱れから不登校となる子どもが見受けられます。
 本市における小学4年生から中学3年生までのスマホやゲーム機など通信端末の所持率は、86%(※)と高まっており、家庭での適切なインターネット利用について、保護者の見守りが重要となっています。
 青少年の健全育成のため、学校、関係機関と連携しながら、保護者に対する正しい情報提供や家庭教育の啓発を強化しながら、ネットトラブル等の防止に取り組みましょう。
                         (※令和元年度 秋田県教育庁義務教育課の調査より)