能代市議会基本条例について

制定の趣旨

 能代市議会では、二元代表制の一翼として、市民の意思を的確に捉え、市民の負託に全力で応えるため、令和4年3月定例会最終日(3月17日)に、議会及び議員の活動原則などを規定した「能代市議会基本条例」を議会基本条例策定特別委員会が提出し、全会一致で可決しました。
 能代市議会は、議会の公正性及び透明性並びに議会の機能を高め、市民福祉の増進を図るとともに、将来にわたり市全体の持続的な発展に寄与してまいります。
 
 能代市議会基本条例及び逐条解説は下記関連ファイルからダウンロードできます。

議会基本条例の制定に至るまでの主な経過

議会基本条例策定特別委員会の設置(平成29年6月21日)

・条例策定の進め方、盛り込む項目の検討、素案の作成を行いました。
・議会基本条例(案)の前文および条文の検討を行いました。

能代市議会基本条例(案)の決定(令和3年3月18日)

・令和3年3月定例会において、能代市議会基本条例(案)の前文および23条文を決定しました。

パブリックコメントの実施(令和3年10月11日~11月10日)

・広く市民意見を聴取するため、能代市議会基本条例(案)に対するパブリックコメントを実施しました。

議会報告会での意見聴取の実施(令和3年11月26日)

・令和3年度議会報告会において、参加された市民の皆さんから能代市議会基本条例(案)について意見聴取を行いました。

議会基本条例のポイント

能代市議会基本条例は、前文及び23条文で構成しておりますが、主な内容について紹介します。

議会の活動原則を定めました。

・議会は市政運営が適切に行われているかを監視し、市民から疑念や疑惑を抱かれることのないよう、公正性及び透明性を確保し、市民に分かりやすい活動を行います。

議員の活動原則を定めました。

・議員は誠実かつ公正に職責を果たさなければなりません。また、市政等に対する市民の多様な意見を的確に把握し、諸課題の調査研究及び解決に努めます。そして、市政が直面する諸課題に対して、的確な判断を行うことができるよう、自らの資質向上及び研さんに努め、常に市民全体の福祉の向上を目指して活動します。

市民の皆様に対し、積極的に議会活動等に関する情報を提供します。

・市民の皆様に対し、積極的に議会活動等に関する情報を提供することにより、情報の透明性を高め、説明責任を果たしていきます。会議等の傍聴については、できる限り傍聴しやすい環境の整備に努めます。

委員会では、必要に応じて議員間の活発な討議を尽くし、合意形成に努めます。

・委員会の審査や所管事務の調査の中で必要に応じて抽出したテーマについて論点や争点を明確にして討議するほか、優先課題について意見を出し合い、合意形成に努めます。今後その方法などについて、具体的な仕組みづくりを進めていきます。

政策立案機能の強化に努め、必要に応じて政策を立案します。

・政策立案機能の強化を図り、必要に応じて政策を立案します。市長等に提言し、実際の予算や施策に結びつけるよう努めます。

条例の目的が達成されているかどうか検証します。

・議会はこの条例の目的が達成されているかについて検証を行い、見直しが必要な場合は適切な措置を講じていきます。

能代市議会基本条例(案)への意見募集等の結果

条例を策定するにあたり、市民の皆さんから意見を伺いました。
能代市議会基本条例(案)への意見募集等の結果は下記関連ファイルからダウンロードできます。