令和6年度能代市青少年健全育成活動方針

 1 基本方針

 次代を担う青少年が、豊かな子ども時代を送り、心身ともに健やかに育ち、自信と規範意識を持って地域社会の一員として活躍することは市民一人ひとりの願いであり、実現のためには、家庭・学校・地域が一体となってその成長を支えていく必要があります。
 家庭はすべての出発点であることから、愛情と責任を持って心身の健康を育み、学校では、授業や体験活動を通して、友人や地域社会と関わりながら、自ら考え学び行動する力を培い、地域においては、非行防止や有害環境の浄化などによる健全な社会環境づくりに努め、ボランティアや世代間交流の機会を提供することで、地域への関心や愛着を深めるとともに、自立・成長を促すことが求められています。
 それぞれが情報を共有し、連携・協力し合いながら、社会全体で青少年の健全育成に取り組んでいきます。

 2 目 標

(1) 心とからだの成長を支援

     健康で安心して心と体を成長できる生活基盤・支援体制の整備に努めます

(2) 社会参加活動への支援

     自立につながる学びと体験機会の提供を支えます

(3) 健全な社会環境づくりへの支援

     居場所づくりや非行防止・有害環境からの保護に努めます

(4) 家庭・学校・地域・職場・関係機関と連携した支援

     青少年の健全育成のため、社会全体で取り組むことに努めます

3 重点的な取組

~アイデアを出し合い、青少年へ積極的に働きかけましょう~

 近年の青少年をめぐる問題は、飲酒・喫煙等の不良行為から、ネットを介したいじめやネットトラブル等の多岐にわたっているほか、特にネットを介した問題は表面化しにくい傾向にあるなど、問題は複雑化しております。
 しかしながら、いつの時代も、未来を担う青少年の「生きる力」を育むことは、家族のみならず我々大人の責務であることに変わりはありません。
 地域の青少年が、この先、様々な困難を乗り越え、一人ひとりが将来に希望を持つとともに、地域・社会をリードしていく力を身に付けるためには、学校・家庭・地域でアイデアを出し合い、青少年へ積極的に働きかけるなど、お互いの連携を一層深めながら成長を導き、そして見守っていく必要があります。