能代市公金管理適正化計画について

 

 平成25年10月23日、平成24年度保健センター使用料に不明金が発覚したため、緊急に内部調査を始めるとともに、11月1日から5日まで全庁の現金取扱事務について調査を行いました。その結果、平成21年度、22年度の税務関係証明手数料でも不明金が判明したため、さらに内部調査を進めるとともに、保健センター使用料との関連性が極めて高いと考え、警察に相談した上で被害届を提出し、市も捜査に全面的に協力してまいりました。そして平成26年3月27日、その原因が本市職員による公金横領であることが判明し、29日付けで当該職員の懲戒処分(免職)を行い、その後関係職員の処分を行ったところであります。

今回の不祥事は、職員の公金管理に対する重要性の認識や責任感の欠如、また現金取扱事務のチェック体制が十分機能していなかったことなどから起きたもので、市民の皆様の信頼を著しく失墜させることとなり、誠に申し訳なく、心からお詫び申し上げます。

市では不明金発覚を受け、全職員に対して改めて公金管理の徹底について自覚を促すとともに、現金取扱事務のチェック体制の強化について指示いたしました。さらに「能代市不明金発覚に係る再発防止検討委員会」を設置して再発防止策の検討を進め、「能代市公金管理適正化計画」をまとめました。

 この計画は、二度と不祥事を起こさないという強い決意の下に策定したものであり、公金の適正管理の徹底と検証を継続し、市民の皆様の信頼回復に取り組んでまいります。

 

 

平成26年5月

 

 

能代市長 齊 藤 滋 宣