風の松原
能代市の海岸沿いに連なる「風の松原」は日本最大の規模を誇る松林です。東西幅1キロメートル、南北総延長14キロメートル。 面積は約760ヘクタールで、東京ドーム163個分もの大きさです。厳しい海風による飛砂を防ぐために江戸時代から 植裁されてきたもので、いまや700万本もの見事な松林になりました。
風の松原はこれまで「能代海岸防砂林」または単に「砂防林」などと呼ばれ、 市民のレクリエーションの場として利用されてきましたが、近年全国的に類例のない規模の雄大さ、 すばらしい景観が見直され、内外から高い評価を受けるようになりました。 こうしたことから、この松原にふさわしい愛称を公募し、昭和62年12月から「風の松原」と 呼ぶことになりました。
「虹の松原」や「天橋立」など数ある松原の中で、ここ能代の「風の松原」が日本で一番大きい松原です。
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●風の松原の歩み
1670年 野代(能代の旧名)の医師、長尾祐達、海岸砂防策を唱える。
1711年 回船問屋、越後屋太郎右エ門、自費で黒松植栽。
1724年 出戸町、鍛冶町、新町(当時の能代中心部)飛砂で埋まる。
1797年 郡方砂留吟味役、栗田定之丞、海岸砂防林の植栽に着手。
1822年 賀藤景林、能代木山方兼務。砂防林造成も担当。
1833年 賀藤景林、76万本植了。
1858年 景林の子、景琴この年まで30万本植栽。
1892年 能代小林区署創設。
1942年 能代営林署開設。
1987年 市の公募により愛称「風の松原」と決定。いこいの広場等の整備開始。
1999年 松くい虫が後谷地国有林に侵入し被害発生。
2004年 健康づくりのみち整備開始(2007年完成)
2006年 風の松原ガイド養成講座開始。
2008年 風の松原ガイドの会発足。
上空から眺めた風の松原。 |
ウッドチップを敷き詰めた散策道「健康づくりのみち」。 |
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思い切り遊べる広場も。 |
子どもたちも遊べる木製アスレチックも魅力です。 |
●ガイドのお申込み
能代観光協会
電話 0185-88-8802
※事前予約が必要ですので、お早めにお申込みください。