vol.20 ある日の野口隊員(2016.10.10)

お祭りの取材で走り回っていた夏はあっという間に過ぎ、気付けば心地良い秋風を感じられる季節になってきました。
今年の冬は雪が多くなると聞いて、秋が少しでも長く続けばと願っています。
協力隊の任期も残すところ、まもなくあと1年間となります。
私は、26年12月に着任したので、能代の春夏秋冬を楽しめるのもあと1回ずつとなってしまいました。

さて、協力隊の仕事をしていると、「能代のどこが好きなの?」と聞かれることがよくあります。

能代の好きなところはたくさんありますが、私は特に木都能代が育んだ「おもてなしの文化」が好きです。
私は現在「お杉音頭を伝える会」に所属し、能代に古くから伝わる手踊りを習っています。
木都能代の最盛期には、大勢のお客様が来ていました。
そのお客様をおもてなし(接待)するために、料亭や宿場、芸事が普及していったそうです。
私は踊りの会の一員になったことでこのことを知ることができました。
能代には昔から「おもてなしの文化」が根付いていたんですね…。

「おもてなしの街=能代」

また、新たな能代の魅力を見つけることができました。
これからも手踊りを通して木都能代の「文化」や「歴史」が、次の世代へ伝わっていくことを願っています。


「お杉音頭を伝える会」の皆さんと(旧料亭金勇)