能代ロケット実験場

能代ロケット実験場って何をするところ?

 

能代多目的実験場

 能代市南部の浅内浜にある「能代ロケット実験場」は、独立行政法人宇宙航空研究開発機構の付属研究機関です。
 鹿児島宇宙空間観測所から打ち上げられる観測ロケットや宇宙探査機打ち上げ用Mロケットの開発のために必要な各種個体ロケットモーターの地上燃焼試験およびエアターボラムロケットなどの将来型推進器の基礎研究を行っています。
 平成2年度から7年度までの6年間、M-5型ロケットの各段モーター開発のための地上燃焼試験が頻繁に行われました。
 平成8年度からは、M-5型の上段モーターをより一層性能向上するための新たな研究開発計画が始まりました。
 1997年 2月の電波天文衛星「はるか」や1998年 7月の火星探査機「のぞみ」の打ち上げに使用された M-Vロケットも、飛翔実験に先立って能代での性能確認試験が行われました。
 燃焼実験は例年何度か行われており、一般の人も見学する事が出来ます。



能代ロケット実験場の沿革

1962年 東京大学生産技術研究所の実験場として開設(秋田県岩城町道川海岸より移転)

1964年 東京大学宇宙航空研究所に移管 Mロケットの開発始まる

1972年 堅型テストスタンド完成1975年 液体ロケットの開発始まる

1981年 文部省宇宙科学研究所に移管

1982年 真空燃焼試験棟完成

1983年 管理棟完成 日本海中部地震により被災

1993年 大型大気燃焼試験棟完成    

2003年 文部科学省宇宙科学研究所等3機関の統合により、独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 能代多目的実験場に名称変更

2011年 宇宙科学研究所へ移管。能代ロケット実験場へ名称変更。




銀河連邦ロゴ


 1987年に、文部科学省宇宙科学研究所(ISAS)の研究施設がある3市2町(現在は5市2町)が「銀河連邦」を建国し、連邦サミットやシンポジウムの開催をはじめ、子ども留学、文化芸術活動、物産展などさまざまな交流を通じ、相互の理解と親睦を深めています。
 ノシロ共和国では「のしろ銀河フェスティバル」などの機会に、宇宙科学の専門家から貴重なお話を聞くことができます。
 2003年には文部科学省宇宙科学研究所を含めた3機関が統合され、新たに「独立行政法人 宇宙航空研究開発機構」として発足しました。関連リンク(ISASへのリンク、銀河連邦について)をご覧ください。