具体的な取り組み内容
(1)職場における環境配慮行動
職場において、省エネルギー、省資源、ごみの減量化、リサイクル、グリーン購入などを実
施し、事務事業活動における環境配慮行動を実践しましょう。
<省エネルギー・省資源の推進>
ア 照明器具の適正使用
・不要な照明は消灯し、業務に差し支えのない程度に間引きを行う。
・始業前、昼休みには、市民サービスに支障のない範囲で消灯する。
・事務の効率化に努め、時間外勤務を縮減するとともに、ノー残業デーを推進する。
・時間外勤務の時は、使用していないスペースの消灯を徹底する。
・トイレ、廊下、階段、会議室、倉庫等は、必要な場合のみ点灯する。
イ OA機器の適正使用
・パソコン、コピー機等の省電力モード等を積極的に活用する。
・長時間使用しない場合は、パソコン等の電源を切る。
・退勤時、パソコンやプリンター等の電源は忘れずに切る。
・OA機器の更新、導入時には、電力消費量の少ない製品を選択する。
ウ 冷暖房の適正管理
・冷暖房は適正な温度(冷房28度、暖房20度を目安)に設定する。
・窓の開閉、ブラインド、カーテン等を活用する。
・冷暖房に頼りすぎない服装(クールビズ・ウォームビズ)を励行する。
・人がいない場合は冷暖房機器を消し、状況に応じて出力を抑えるなど無駄のないよう努める。
・個人用の扇風機やストーブの使用を制限する。ただし、冷暖房設備がない場所や時間外を除く。
エ エレベーターの適正使用
・エレベーターがある施設において、荷物の運搬、来客の案内、その他身体上の障害など特別な
理由がある時以外、職員のエレベーター使用を控える。
オ ガス器具の適正使用
・給湯器やガスコンロの使用は、無駄のないよう適正に使用する。
カ 省エネルギー設備等導入の推進
・LED照明、人感センサー、高効率空調設備等省エネルギー設備の導入を推進する。
・太陽光発電設備等の再生可能エネルギー導入を推進する。
・新築、改築及び改修時には、建物の断熱構造化を推進する。
キ 水使用量の削減
・食器類の洗浄、洗車等の際には、節水に努める。
・水道の蛇口をきちんと閉め、水の出しっぱなしをなくす。
・蛇口等の水漏れを発見した場合は速やかに修理する。
ク その他
・省エネ法に基づくエネルギー管理標準を遵守し、エネルギー使用の合理化を推進する。
<事務用紙使用量の削減>
・電子掲示板やEメールを活用し、文書等のペーパーレス化に努める。
・文書や資料等は、両面印刷・両面コピーや縮小印刷・縮小コピーを徹底する。
・刊行物等はページ数、部数を精査し、必要最小限に抑える。
・会議資料等は簡素化に努め、簡易な訂正は、二本線で修正するなど、「見え消し」対応を行う。
・回覧や文書管理システム等により資料の共有化を図り、個人資料の保有を削減する。
・次に使用する人がミスコピーをしないよう、コピー機使用後は設定をリセットする。
・片面印刷済みの用紙は、個人情報等を除き裏面利用又はメモ用紙等に再利用する。
・使用済み封筒は、事務用袋等として再利用する。
<ごみの減量及びリサイクルの推進>
・リサイクルボックスや分別のごみ箱等を活用し、ごみの分別排出を徹底する。
・個人情報等を除き両面使用済みの廃棄文書、チラシ類、新聞、本、ダンボール等はリサイクルに
出す。
・缶・ビン・ペットボトル・容器包装プラスチック類は、資源ゴミとして分別し、リサイクルに出す。
・使い捨て製品の購入を自粛する。
・詰め替え、リサイクル可能な製品を優先して購入し、長期利用に努める。
・使用済みのファイル等の事務用品は保管し、繰り返し使用する。
・不用な物品があるときは、電子掲示板等で呼びかけ、有効利用を図る。
・使用頻度の低い物品は共有化し、有効利用を図る。
・物品購入時には、過剰包装は断り、梱包材や包装紙は納入業者に引き取ってもらうようにする。
・マイバッグの使用等で、レジ袋の使用削減に努める。
・市が主催するイベント等の来場者にごみの分別を呼びかける。
<グリーン購入の推進>
・グリーンマーク、エコマーク等の表示がある環境に優しい製品を優先して購入する。
・コピー用紙等は、可能な限り古紙配合率の高い用紙を使用する。
・刊行物等は、可能な限り古紙配合率の高い用紙を使用する。また、大豆油インク等の植物性インク
を使用する。
・パソコン等、電化製品を購入する際は、省エネタイプの製品を選択する。
・プリンターやコピー機のトナー等は、リサイクル可能な製品を選択する。
<フロン類使用機器の適正管理>
・フロン類を使用したエアコン、冷凍冷蔵庫を適正に管理する。
(2)公用車の適正利用等
自動車の利用による環境への影響を抑制しましょう。
<公用車の適正利用>
・急発進、急加速、不要なアイドリングをしないなど、エコドライブを実践する。
・車のエアコンは控えめにする。
・必要以上の暖機運転はしない。
・タイヤの空気圧を適正に保つなど、点検・整備を行う。
・不要な荷物を積載しない。
・近距離の移動については、徒歩または自転車の利用を心がける。
・公用車を使用する際は、相乗り使用を心がけ、合理的・効率的なルートの選択に努める。
<低公害車、低燃費車の導入>
・公用車の更新や導入の際は、ハイブリット車、電気自動車、低燃費かつ低排出ガスの自動車を選択
するよう努める。
<マイカーの使用抑制(悪天候や身体上の障害がある場合を除く。)>
・通勤距離がおおむね2km以内の職員は、徒歩または自転車での通勤を奨励する。
・ノーマイカーデーには、公共交通機関の利用や徒歩または自転車での通勤に努める。
(3)業者に対する環境配慮の要請
庁舎・施設に常駐・出入りする業者に対し、環境配慮の要請を行いましょう。
<常駐する業者への要請>
〇庁舎や施設に常駐・常在する業者へ、次のような環境配慮の協力を要請する。
・社用車の環境に配慮した運転の励行
・当該施設内において、市職員と同様の取り組み
・その他、業務、営業等にあたり、環境への配慮
<出入り業者への要請>
〇庁舎や施設に出入りする業者へ、次のような環境配慮の協力を要請する。
・社用車の環境に配慮した運転の励行
・物品納入時の過剰包装の自粛、包装容器の持ち帰り
・使い捨て容器での弁当等の配達の自粛
・その他、業務、営業等にあたり、環境への配慮
(4)環境に関する研修等
<職員研修等の実施>
環境問題に対する職員の認識と理解を深めるとともに、システムを効果的に運用するため、職員研
修や環境配慮に関する情報提供を行なう。
<講演会・地域活動等への参加>
システムで実施する職員研修以外にも、環境に関するシンポジウム、講演会、地域活動等への積極
的な参加を奨励する。国・県機関やNPO団体などが開催する講演会等の開催、地域の清掃活動や自
然保護活動などの情報を収集・提供し、職員の積極的な参加を促進する。