木都 能代
●「木都能代」の言われ
明治になって新産業が台頭すると、木材界にも新風が流れ込みました。明治の政商大倉組や、深川の材木問屋久次米商店が秋田材に目を付け、農商務省とかけ合い、大量の秋田材を伐りだしていきました。
主として板に製品化された木材は、東京・大阪などの新都市建設で需要が伸びる一方でした。井坂は、明治40年(1907)に資本金200万円の秋田木材株式会社を創立しました。当時としては破格な規模の工場を持ち、全国に販売網を拡げ、北海道・樺太・朝鮮にも原料供給の基地をつくりました。
すでに秋田材は枯渇の危機を迎えていましたが、第一次大戦の、いわゆる大戦景気に乗って、国内はもとより海外にまでその経営網を拡げて、「東洋一」の秋田と称せられ、その故に能代は「木都」と称せられたのです。
●木材関連の建物
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・能代木材工業団地 |
・能代市内の小学校 |
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・木の学校 |
・木材高度加工研究所 |
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・能代木材工業総合展示館 |
・銘木センター |
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●木材の製品
杉を生かした特産品の数々。木が生み出した物の中に、能代という町が見えてきます。
天然秋田杉箸置き![]() |
天然秋田杉箸置き![]() |
焼杉ティッシュボックス・化粧タンス![]() |
卓上一夜漬け桶![]() |
鳥の形のおもちゃ |
ねぶながしの置き物 |
●「銘木」って?
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「銘木」って、どういう木が知っていますか?銘木の定義をあげると、 2.形状が非常に変わったもの 3.形が特に大きなもの 4.観賞価値の特に優れているもの
の4つに分かれます。天然秋田杉は、1と4に核当しています。 特に柾目の通直な美しさは、多種銘木に比類を見ない優れたものです。 |