水を汚す原因

一番大きな原因は私たちの生活排水です。

  現在、川や海の汚れの大きな原因は、家庭から出る生活排水といわれています。
  例えば、私たちは米のとぎ汁、みそ汁やラーメンの残りのスープ、食べ物のかすなどを何げなく台所へ流しています。また、洗濯、風呂などの汚れた湯水も流しています。単独処理浄化槽を設置している家庭からは、さらにトイレの処理水も流されています。こうしたことが、毎日、何十何百世帯単位で行われているのですから、川が自然の浄化機能を失い汚れていくのは当然です。

 
 
BOD

  水の汚れ度合いを表す指標のひとつで「生物科学的酸素要求量」ともいいます。これは、水の有機性の汚れをバクテリアが食べて分解するのに必要な酸素の量のことで、一般にmg/lで表します。水が汚れていれば、それだけ酸素の量が必要で、BODの値も大きな数字になります。逆にきれいな水ではBODの値もそれだけ小さくなります。

mg/l

  1ミリグラム(mg)は1,000分の1グラムのことで、水1リットル(l)の中に何ミリグラムの物質が溶け込んでいるかを表します。