新能代風力発電所


 国内大規模風力発電所のさきがけとして2001年11月に営業運転を開始した能代風力発電所は、同地で建て替え工事が行われ、2021年12月に「新能代風力発電所」と名称を新たにし生まれ変わりました。10基以上の風力発電機を解体・建替えして営業運転を開始する風力発電所は国内初の事例となりました。

 新しい風力発電設備は、塔長78メートル、羽根の直径は82メートルであり、従来の風車より大きく、より高効率化され、建て替え前の風力発電所(24基分)と同等の電力を、建て替えた7基で出力することができます。また、より上空の風を受けることができることや風車のブレードが改良されたことにより発電量が増加し、多くの二酸化炭素を削減できるようになっています。

 風力発電所がある能代市浅内地区は市南端に位置しており、日本海沿岸で標高20メートル程度の平坦地で立地条件が良く、風況も地上高30メートルで、平均毎秒5.6メートルの比較的一様な風が吹く地点です。