能代市公共施設等総合管理計画改訂版を策定しました

 公共施設等総合管理計画は、厳しい財政状況が続く中で、今後、人口減少等により公共施設等の利用需要が変化していくことが予想されることを踏まえ、公共施設等の全体の状況を把握し、長期的な視点をもって、更新・統廃合・長寿命化などに取り組むことを目的とした計画です。
 本市においては、平成29年3月、市の所有する施設全体の管理に関する基本的な方針を定めた能代市公共施設等総合管理計画を策定。令和3年3月、これに基づき施設ごとに基本的な方針を示した個別施設計画を策定しました。
 令和4年3月、個別施設計画の策定や国からの改訂要請、本市を取り巻く状況の変化等を踏まえた能代市公共施設等総合管理計画改訂版を策定しました。

◆能代市公共施設等総合管理計画改訂版について
主な変更点
① 基本的事項                     (改訂版ページ)
・計画策定年度及び改訂年度、計画期間、施設保有量等  →時点修正P1~10
・有形固定資産減価償却率の推移            →新規P15
② 維持管理・更新等に係る経費
・現在の維持管理経費                   →時点修正P7~8
・施設を耐用年数経過時に単純更新した場合の見込み、長寿命化対策を反映した
場合の見込み、対策の効果額                      →新規P16~18、P21
③ 公共施設等の管理に関する基本的な考え方
・公共施設等の管理にユニバーサルデザイン化に係る方針 →新規P25
④延床面積等に関する数値目標                 →現状に合わせた修正P26
⑤施設類型ごとの管理に関する基本的な方針           →現状に合わせた修正P27

改訂前と改訂後の比較
○公共施設の更新費用試算
(改訂前)40年間 2,045億円
     ↓
(改訂後)40年間 1,369億円

○財源不足額
(改訂前)754億円
     ↓
(改訂後)696億円

○延床面積に占める縮減割合 ※縮減目標
(改訂前)30年間で公共施設の延床面積を35%削減(金額換算478億円)
     ↓
(改訂後)30年間で公共施設の延床面積を35%削減(金額換算566億円)

○維持管理コストの削減 ※縮減目標
(改訂前)
・公共施設の長寿命化(耐用年数の1.2倍まで使用:削減コスト110億円)
・インフラ施設の維持管理・更新費用を15%程度削減(削減コスト80億円)
・公共施設の維持運営費を15%程度削減(削減コスト86億円)
  30年間で276億円を削減  
     ↓
(改訂後)
・公共施設等の維持管理・更新等費用を10%程度削減(削減コスト130億円)
  30年間で130億円を削減