vol.42 地域おこし協力隊通信 八巻枝美 編(2018.10.10)

  「おなごりフェスティバルが終わると一気に寒くなるよ。」

 まさにその言葉どおり朝晩寒くなり、やはり東北の夏はあっという間なんだなと実感し
ました。星空も秋の星座が高くなり、夜更けには冬の星座たちも顔を出すようになって来ました。

  夏が終わり、日もだんだん短くなって、なんだか物悲しい印象の「秋」ですが、それは
夜空に広がる星座の世界でも同じ。夏の夜空には、「夏の大三角形」で知られる、わし座
のアルタイル(ひこ星)、こと座のベガ(おりひめ星)、はくちょう座のデネブなど、一
等星をたくさん見ることができましたが、秋の夜空で見ることができる明るい一等星は、
一つだけ。その名は、「みなみのうお座」の「フォーマルハウト」。聞きなれない「フォ
ーマルハウト」という星の名は「魚の口」という意味なんです。秋の夜空にただ一つ輝い
ている一等星であることから、「秋のひとつ星」という別名も持っています。
 
  星占いなんかでお馴染みの「うお座」は知っていても、「みなみのうお座」という名前
の星座は知らなかった方も多いのではないでしょうか。

 その名のとおり、南の空の少し低い位置で輝く「秋のひとつ星」、ぜひ探してみてくだ
さい!

みなみのうお座

出展:スタディスタイル☆自然学習館 http://www.study-style.com/