認可地縁団体とは
●自治会や町内会の名義で不動産の登記ができます。
日常生活レベルにおいて住民相互の連絡等の地域的な共同活動を行い、地域社会において重要な役割を担っている自治会、町内会等の「地縁による団体」は、いわゆる「権利能力なき集団」に該当するものと位置付けられ、その保有不動産について、自治会等の名義で不動産登記をすることができませんでした。
このため、平成3年の地方自治法改正により、地縁による団体が、一定の要件を満たす場合に、市町村長の認可を受けて法人格を取得し、不動産登記の登記名義人となることができる制度(認可地縁団体制度)が導入されました。
また、地方自治法に認可地縁団体が所有する不動産に係る不動産登記法の特例規定が設けられ、一定の要件を満たした認可地縁団体が所有する不動産については、市町村が一定の手続きを経て証明書を発行することで、認可地縁団体が単独で登記申請できるようになっています。
1.地縁による団体が法人格を得るための認可の要件
2.認可申請手続き
3.認可告示後の手続き等
4.告示された事項や規約に変更がある場合
5.認可地縁団体が所有する不動産に係る登記の特例