能代市地域防災計画の概要について

 地域防災計画とは

 能代市地域防災計画は、災害対策基本法及び能代市防災会議条例に基づき能代市防災会議が策定する計画であり、能代市の地域における災害対策に関して、総合的かつ基本的な性格を有するものです。
 この計画では、市の地域における大規模災害に対処するため、予防対策、応急対策及び復旧・復興対策について、秋田県、指定地方行政機関、指定公共機関、指定地方公共機関、公共的団体、防災上重要な施設の管理者等を含めた総合的かつ計画的な防災対策を定め、市民の生命、身体及び財産を災害から保護し、市民の誰もが安全で安心して暮らせる災害に強いまちづくりの推進に資することを目的とします。
 また、災害の発生を完全に防ぐことは不可能であることから、災害時の被害を最小化し、被害の迅速な回復を図る「減災」の考え方を防災の基本理念とします。

 地域防災計画の修正

 令和3年度の市地域防災計画の修正は、県地域防災計画の修正と整合を図りつつ、関連法の改正、防災基本計画の修正や近年の災害を踏まえた修正等を行うとともに、関係各機関からの意見を計画に反映したものです。

 修正のポイント

 次の3本を大きな柱とし、4つの留意点のもと見直しを行いました。

・修正方針1 災害対策基本法の改正を踏まえた修正

・修正方針2 十和田火山災害を想定した火山災害対策の強化

・修正方針3 近年の大規模災害からの教訓を踏まえた防災対策の見直し 

 留意点
1.新型コロナウイルス感染症への対策を考慮すること
2.自助・共助の取組を推進すること
3.女性や要配慮者(高齢者、障がい者、妊産婦、乳幼児等)、LGBT等の視点を取り入れること
4.災害対応業務のデジタル化の推進を考慮すること