沿革

●旧能代市消防団
 
年月日 事項
明治8年9月 能代の消防組創設。能代港町上町にある名刹長慶寺住職深川仏彦及び一等巡査鈴木重治郎の両人発起により消防組を組織し、これを長慶寺の名を象どり長組と名付け小頭加賀竹松以下45名、当時の分屯所長は沢田逓助。
明治22年12月 県の通達により町会に於て消防組設置規則を制定。
明治27年5月 県令第37号により消防組規則細則制定される。これにより一番組、二番組、三番組を能代消防組第1部、第2部、第3部と改称腕用ポンプ各1台を保有。
大正10年4月 消防組第4部創設、ガソリンポンプ1台配置。小頭に佐藤勇和治、副小頭に児玉辰五郎を任命。
昭和4年6月 第4部常備消防部となり、自動車ポンプ1台購入配置、小頭以下14名、外に補充員4名と改組。長根町能代警察署隣にポンプ置場、詰所等を新築。
昭和14年4月 勅令第20号により消防組を解散、能代警防団と改組、常備消防部外5ケ分団編成で発足、当時の消防組員は組頭以下120名。
昭和15年10月 隣接の榊村、東雲両村の合併に伴い旧東雲警防団を第6分団、同榊警防団を第7分団とする。
昭和15年10月1日 市制施行。
昭和17年4月 扇渕村の合併に伴い同警防団を第8分団とする。
昭和17年6月24日 纏神社建立。
纏神社由来 日吉神社境内にある纏神社は、昭和14年に消防が団旗をいただくまでの間、過去幾星霜にわたり消防の栄誉ある象徴であった纏を称え、それを鎮火守護神として祀る神社である。昭和17年に新社殿を建立し、6月24日に鎮座式を挙行し、以後この日を例祭日とした。
しかし、昭和24年2月20日の第1次大火で類焼し、昭和36年6月24日に再建(ブロック造平家建)後、昭和57年12月8日改築竣工(鉄筋コンクリート造平家建)したのである。
ちなみに、神社例祭等の営みは、消防の幹部として現に在籍、又は、かつて在籍した方々からなる講中によって行なわれている。
昭和21年4月 警防団を改編し、能代市消防団として発足。(定員465名)
昭和24年2月20日 第1次大火発生。
昭和24年10月1日 消防組織法により能代市消防団常備消防部を分離し、自治体消防となる。能代市消防本部及び消防署を設定、定員46名、自動車ポンプ3台購入、第1分団から第5分団まで各々自動車ポンプ1台配置、第6分団向能代、竹生、第7分団機織、長崎、第8分団鰄渕各班に各々ガソリンポンプ1台配置、又第6分団向能代、竹生、朴瀬、落合、第7分団大内田、第8分団道地各班に各々腕用ポンプ1台を配置、外腕用ポンプ2台保有。
昭和27年 初めて可搬動力ポンプ購入し消防団に配置、以後遂次分団各班に配置する。
昭和29年8月 タンク車1台、能代市火災予防組合連合会から寄贈され署に配置(市民号)
昭和30年4月 檜山町、鶴形村、浅内村、常盤村との合併に伴い、第9分団、第10分団、第11分団、第 12分団とする。
昭和31年3月20日 第2次大火発生。
昭和32年6月 峰浜村の一部、鳥形、比八田、外荒巻との合併に伴い第13分団とし、能代市消防団は工作分団他13ケ分団、定員737名となる。
昭和45年9月 消防団機構改革により団本部、工作分団外15ケ分団編成、定員640名。
昭和47年7月9日 大洪水発生。
昭和52年11月1日 能代市消防団第7分団地域から大内田、坊ヶ崎等の区域を分離、第16分団を新設。
昭和55年4月1日 能代市消防団第6分団地域から竹生、須田、栗山、小土、天神前地域を分離、第17分団を新設。
昭和57年12月8日 まとい神社改築竣工。(鉄筋コンクリート造、平屋建33平方メートル)
昭和58年5月26日 日本海中部地震発生。
昭和58年6月1日 能代市消防団にラッパ隊設立。(隊員20名)
平成3年11月1日 能代市消防団に木遣り隊、まとい振り隊設立。(隊員各10名)

●旧二ツ井町消防団

 
年月日 事項
昭和30年3月25日 四か町村合併、二ツ井町消防団とする。(10分団231名)
昭和30年10月1日 七座村三部落が鷹巣町より分村し合併。(11分団270名)
昭和30年12月25日 響村合併(本部4名、15分団430名)
昭和31年4月17日 分団、定員の再編成。(本部18名、15分団382名)
昭和34年7月1日 分団、定員の再編成。(本部2名、14分団288名、常備10名)
昭和46年6月22日 分団、定員の再編成。(本部2名、13分団284名)
平成14年4月1日 分団、定員の再編成。(本部2名、7分団270名)

●能代市連合消防団
 
年月日 事項
平成18年3月21日 能代市と二ツ井町が合併し、能代市となる。消防団は、能代市連合消防団能代消防団(1本部18ケ分団、定員640名)と能代市連合消防団二ツ井消防団(1本部7ケ分団、定員272名)の2団となり、この2団により能代市連合消防団が組織される。

能代市消防団
 
年月日 事項
平成21年4月1日 能代市連合消防団能代消防団と能代市連合消防団二ツ井消防団が統合し、能代市消防団となる。(1本部24ケ分団、定員850名)
令和5年4月1日 能代市消防団が再編され1本部9ケ分団、定員745名となる。