ヤングケアラーの支援について

ヤングケアラーとは
   ヤングケアラーは、おとながするような家事や家族の世話などを、「過度に」することによって、
自分がやりたいことができないなど、遊びや勉強、友人関係などに影響が出てしまっている
こどもや若い人のことです。

【こんなこと】
 〇障がいや病気のある家族の代わりに、買い物、料理、掃除、洗濯などの家事をしている。
 〇学校を休んで幼いきょうだいの世話をしている。
 〇障がいや病気のある家族の身の回りの世話や見守りをしている。
 〇目の離せない家族の見守りや声かけなどの気づかいをしている。
 〇家計を支えるために労働をして、家族を助けている。
 

ヤングケアラーに気付くために

【気づきのヒント】
 学校で・・・
 〇欠席、遅刻、早退が多い。
 〇不登校ぎみ。
 〇提出物が遅れがち。
 〇忘れ物が多い。
 〇服装が乱れている。
 〇しっかりしすぎている。
 家庭で・・・
 〇日常の家事をしている姿をよく見かける。
 〇家族の介護、介助している姿をよく見かける。
 〇平日に学校を休んで家族に付き添っている。
 〇幼いきょうだいの送迎をしている。

 ヤングケアラーは家庭内の問題であり、表に出にくいものです。
 また、 こども自身やその家族が「ヤングケアラー」であるということを認識していない、周囲が異変に
気づいていても、家族の問題に対してどこまで介入すべきかが分からない などの理由から、必要な支援に
つながっていないケースもあります。
 ヤングケアラーを把握し必要な対応を行うには、普段接する関係者の皆様の“気づき”が大切です。
 

ヤングケアラーかな?

   ヤングケアラーかな?と思ったら、相談しよう。
 〇学校の先生(担任の先生、保健室の先生、信頼できる先生 等)
 〇能代市こども家庭センター(0185-89-2955)
 〇秋田県子ども家庭相談電話(0120-42-4152)
 

ヤングケアラー支援で支援者が気をつけること
(こども家庭庁「連携支援十か条」から抜粋)

 〇家族を責めることなく、家族全体を支援すること
 〇ヤングケアラー本人の意思を尊重して支援を進めること(緊急の場合を除く)
 〇ヤングケアラー本人や家族が希望する支援、利用しやすい支援を検討すること
 〇状況確認等が、ヤングケアラー本人や家族の負担にならないこと
 〇ヤングケアラー本人や家族が支援を望まない場合でも、本人や家族を気にかけ、寄り添うこと など