vol.63 地域おこし協力隊通信 斉藤常治 編(2020.8.10)


 7月1日付で斉藤常治さんが地域おこし協力隊に着任しました。活動のキーワードに掲げるのが、オンラインの活用。「市民の皆さんと一緒に稼ぐ観光を提案したい」と意気込みを語ってくれました。


新地域おこし協力隊員
斉藤 常治(さいとうつねはる) です

●鉄道好きがきっかけで能代へ
 近年は、オンラインで最適な体験ツアーを提案するガイドマッチングサービスに力を入れてきました。講演などでそのノウハウを伝える機会もありましたが、自分のスキルやアイデアを長期でも生かせるのか試してみたいと思い、協力隊に応募しました。能代市を選んだのは私が大の鉄道ファンだったから。大好きな列車の一つ、リゾートしらかみが走る沿線で働きたいと思ったのがきっかけです。


●オンラインの活用メインに
 私が得意とするのが、ビデオ会議アプリ「Zoomを活用したオンライン体験の提案です。協力隊としての活動の中でも、このオンラインの活用をメインに取り組んでいきます。まずは、企画の立て方や発信方法などを観光ガイドや市民の皆さんにお伝えします。また、私自身でも鉄道を絡めたオンライン体験を考えていて、早ければ今年の秋ごろに実現する予定です。


●市民と一緒に稼ぐ観光を
 ツアーの参加者に、地元のおいしい食べ物や酒をあらかじめ送っておいて、ツアー中に一緒に楽しむプランも計画中。地元の消費拡大にもつながると思います。他に、スーパー巡りや居酒屋巡りなども楽しそう。プランの内容は実に多岐にわたります。能代からどんなプランが発信できるのか、市民の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。そして、派手さはなくとも「こんなもので稼げるんだ」と思える人を増やし「稼ぐ観光」を実現したい。新型コロナウイルスが落ち着いたら能代に遊びに来たいと思ってもらえるようなプラン作りに努めていきます。