vol.66 地域おこし協力隊通信 佐藤香蓮 編(2020.11.10)


10月16日付で、秋田市出身の佐藤香蓮さんが市の地域おこし協力隊に着任しました。
ヨガインストラクターやカフェ店員といった多彩な経験を生かし、中心市街地活性化担当として地域おこし活動に当たっていきます。


新地域おこし協力隊員
佐藤香蓮(さとうかれん) です

●地元の魅力を伝えたい
 来年2月に入籍を控え、10月に能代市に移住しました。移住が決まったタイミングで見つけたのが地域おこし協力隊の仕事です。
 「秋田はつまらない」「仕事がない」。そういって県外に出てしまう高校生や若者が多いと感じていました。私の周りでも県外に出る友人が多く、秋田に住み続けることに自信を失いかけた時もありました。そんな時、県外から秋田に移住し「秋田が好き」と言い続けてくれる仲間と出会い、秋田に誇りをもって住み続ける自信をもらいました。
 私も協力隊として地元の魅力を発信し、一度能代を離れた人でも戻って来たくなるような街づくりに貢献したいと考えています。


●話を聞いてサポート
 まずは、実際に商店街を自分の足で歩き、働いている人と会話することから始めています。相手が何を求めているのか理解し、サポートする。人手が足りなければ私にできる範囲でお手伝いもしたいと思っていて、先日行われた能代逸品会の逸品フェアにはスタッフとして参加しました。
 自分が主導する取り組みもいろいろと考え中。ヨガインストラクターの経験を生かし、プラネタリウムヨガスタジオ「ほしのしろ」さんにも関わっていきたいです。
 ヨガのようなハードな動きが難しい人向けに、健康講座を開いたりセルフケアの仕方を教えたりできるように足もみセラピストの資格も取得。調理師の免許や飲食業界で働いた経験もあるのでイベント出店もできたらいいですね。


●能代の肝っ玉母ちゃんに
 高校時代から、コミュニティーづくりのために何が必要なのか考えていました。そこで気付いたのがどこの地域にもいた肝っ玉母ちゃん。何でも話を聞いて、悩んでいる人の背中を押してくれる。能代にも肝っ玉母ちゃんがたくさんいます。私もその一人として、みんなに頼られるような存在になりたいです。